電動ドリルを固定するホルダーの製作です。
ここではトリマーで大きな穴をあけるサークルカット治具を活用しています。
サークルカット治具の製作記は本文最後に。
電動ドリルホルダーの製作
電動ドリルホルダー部のメイン部材は、12mm厚ベニアを二枚重ねで24mm厚のベニアを製作して加工します。
厚めの板に真っすぐの真円を加工するのはフリーハンドでは無理です。
トリマーとサークルカット治具があれば、とても簡単に加工できます。
ガイドピンの中心からビットの刃端までの距離を21.5mmにセット。
加工する部材の中心に6mmの穴をあけて、センターピンをセット。
トリマーのホルダーは緩めて置いて、部材から浮かせてスイッチオンします。
ポイント
1周したら、ビットを5mm押し込んで。と言う感じです。
5回転で加工完了しました。
サークルカット治具は便利です!
今回は電動ドリルのサイズから、90mm×100mmサイズにカット。
ボルト締めで固定する設定なので、丸のこ刃幅の切込みを1つ入れます。
ボルト締め部分の切込みをジグソーを使って加工。
ボルト締め部分の幅は、40mmとしました。
ボルト締め部分の中心にボルト穴を入れます。
真っ直ぐに固定出来る場所で、バークランプ等でシッカリ固定。
ドリルガイドで10mmの穴をあけます。
ドリルガイド使用例の全体写真。
深い穴をあけるので、テーブルなどで安定して固定できる環境を作り加工します。
ボルト穴の加工が完了しました。(内心ホットしました。次回は電動ドリルスタンドがあるのでもっと簡単にあけれますね。)
電動ドリルホルダー部のメイン部材です。
側板はヨジレない様に、12mm位の厚めが良いと思います。
後ろの板は本体柱で固定するので9mm厚でも十分ですね。
まずは側板を木工用ボンドで接着。直角を確認!
側板後部の直角が特に精度に関わる部分です。確認を忘れずに。
次に後ろの板を接着。ここでも直角を確認。
木工用ボンドが乾燥したら、コーススレッド30mmで固定していきます。
後ろ板も同様に固定します。
ここまでの電動ドリルホルダー部の製作精度が、後の調整を楽にします。
部材の切り出し段階から直角をシッカリ確認しながら加工します。
電動ドリルホルダーと本体の組付け
製作が完了した、スタンド本体と電動ドリルホルダーを組み立てます。
これからDIYする部材の厚さを考えて取り付ける位置を決めます。
柱の中心とホルダー後ろ板の中心に印を付けて合う位置で固定すると、真っ直ぐ固定する位置出しが出来ます。
木工用ボンドで接着して、固まる前に位置出しを微調整。
木工用ボンドが乾燥したらコーススレッド25mmで固定します。
ストッパーの製作
電動ドリルで加工する穴の深さを調整する為のストッパーを製作します。
強度が必要なパーツなので、ベニア12mm厚を使います。
高さ固定にはM4爪付きナットとローレットボルトを活用。
爪付きナットの爪部厚分、1mm程度の深さを彫ります。
その後で、中心に6mm穴をあけます。
開けた穴に爪付きナットを入れて。
Cクランプなどで、板面と平らになるまで押し込みます。
ストッパーの加工が完了しました。
スタンド本体の柱に取り付けて、木工用ボンドでストッパーを固定します。(柱に接着剤が付かない様に注意!)
コーススレッド25mmで固定しストッパーが完成。
これで、ドリル穴の深さを調整できます。
電動ドリルスタンドとしての形が出来てきました。
使用するのは、このままでも大丈夫ですが電動ドリルの固定に不安があります。(ここから電動ドリル固定方法を1週間掛けて検討しました。)
メインの製作が完了しました。次は更に精度を高める為の調整機能を追加していきます。