DIYの初級編として一枚の板を飾り棚に加工する方法を紹介します。
板をそのままカットした状態で使うのもアリですが、両端を少し加工するだけでひと手間加えた作品に仕上がります。
今回はホームセンターで購入した棚板を少し加工して製作しました。
また、可動レールを使用すると、本格的なカフェ風棚を作ることができますよ。
ぜひお試し下さい。
DIYレシピ
飾り棚の材料
- パイン集成材:厚さ18mm×長さ1,500mm…2本
- ボタンビス:M4 15mm…8個
- 防腐塗料:ガードラック(マホガニー)
- 着色調整用:ウレタンニス(ウォールナット)
- 仕上げ用:ウレタンニス(クリアー)
飾り棚製作の道具
- 丸ノコ
- 直角定規
- 差し金
- ノミ
- 金づち
- サンドペーパー(#100、#300、#600?800)
- 刷毛
- インパクトドライバー
今回の棚板製作は棚板のサイズカットと塗装、取り付けがメイン作業です。
棚板用木材の加工
板の両サイドを斜めにカットするため、罫書き線を入れます。
ポイント
棚板をそのまま使う方法もありますが、棚板の端を薄くする事でスタイリッシュ感?を出す事が出来ます!
ノミで荒削りして、サンドペーパー#100で整えます。
このような斜め線はノコギリや丸ノコでは切りづらいので、ノミで丁寧に削っていきます。
もしくはカンナを使って削って行きます。
棚板塗装前の下準備
ホコリを取り除いて固く絞った雑巾で表面を拭きます。(塗装した時に面が荒れるのを防止します。)
すると表面が凸凹してきます。
さらにもう一度、サンドペーパー#300で面を整えます。
棚板の塗装
塗料を布で塗り込みます。
今回は屋外用塗料ガードラックを使用しました。
通常は着色塗料のステイン系を使います。
メモ
木部塗装用の水性ニスで着色を兼ねた塗料の方がお手軽です。
大胆にそして繊細に塗ります。
たくさんつけるよりは擦りつける感じで、ムラが出ないように注意します。
着色完了です。
乾燥させます。
裏が乾燥したら表を同じように塗ります。
着色塗料が乾燥したら、ウレタンニス(着色用)で塗装します。
着色用なのでムラが出ないように注意が必要です。
ニスが垂れた場合は、乾く前になぞり取りましょう。
ポイント
着色の方法には、『ステイン系塗料で着色して透明ニスを塗る方法』と『着色後に更に着色用ニスで色を濃くする方法』があります。
乾燥したら、仕上げ用のサンドペーパー(#600〜#800)をかけてホコリを取ります。
仕上げ用はシンナーで少し伸ばしたウレタンニスで塗ります。
ウレタンニスの完全乾燥は夏場でも1周間はかかる場合があります。完全乾燥後に取付けるほうが良いです。
ウレタン系塗料
ウレタン系ニスは、乾燥までかなりの時間と手間が掛かりますがウレタン特有の深みのある光沢と熱に強い性質があります。
飾り棚の完成
乾燥したら可動棚にボタンビスで取り付けして完成です!
注意ポイント
今回の製作では、棚柱の取り付けを掲載していません。可動棚にする場合は棚柱を取り付けてから棚板を取り付けます。
まとめ
一枚の板に色を塗るより、両端に角度が付いているとプロっぽく仕上がります。
今回は着色用を併用しながら塗装しましたが、出来れば色を着色ステインで付けてクリアーニスで仕上げる方が無難です。
つや消しに仕上げる場合もツヤありクリアーニスを1度塗って、2度目につや消しクリアーニスを塗ります。
つや消しクリアーだけだと白くカビのようになります。
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