オリジナルの家具を作ると『焼印』を押して、ステンシルとは違うテイストを楽しんでみたくなります。
業者さんに焼印製作を頼むのも良いですが、そこはtsukuroもっと。
真鍮ブロックをひたすら削って、オリジナルの焼印を作ります!
DIYレシピ
焼印の材料
- 真鍮角柱:50×20mm(1,400円前後)
- 五寸釘
真鍮ブロックはAmazonで購入しました。
焼印製作の道具
- グラインダー&金属切削用ディスク
- 保護メガネ・マスク
- ペンチ
- ダイヤモンドやすり
- 焼印デザインを印刷したコピー用紙
- カッターナイフ・ステックのり
- サンドペーパー#600
- リューター(ダイヤモンドビット)
- マイクロドリル:1.0mm、0.8mm
- インパクトドライバー
- 鉄用ドリル:5.2mm
- ガス管バーナー(焼印用)
真鍮ブロックのカット
真鍮ブロックは50×20mmと少し大きいので、グランンダーを使って半分にカットします。
グラインダーの切削作業は、保護メガネやマスクをつけて作業しましょう。
真鍮はとても熱くなるので、ペンチで固定しながら切削します。
2分割が完了しました。
型紙の貼り付け
今回は『tukuroもっと』のロゴを焼印にします。
焼印にする場合は、印鑑を作るときと同じようにロゴを反転して印刷します。印刷したものをカットして、真鍮に置いてバランスを見ます。
配置が決まったら、真鍮に下書き線を入れるため、ロゴの紙をのり付けします。
のりが乾いたら、カッターナイフでロゴの輪郭をケガキします。(カッターの線を元に、文字を浮き彫りにします。)
ケガキが完了しました。のり付けした紙を取り、のりを洗い落とします。
そして、ケガキに合わせて油性ペンで文字を塗りつぶし、塗り彫り込む準備をします。
文字の浮き彫り
文字の浮き彫りにはミニリューターとビットセット、マイクロドリルを使います。
最初にハイス鋼ビットで荒削りを行い、大きさの違うダイヤモンドビットを使い分けながら細部を彫り込みます。
大まかに文字の輪郭が彫れたら、マイクロドリルで『O』の中など荒削りできなかった部分に穴を開けます。
ドリルで開けた穴を手掛かりに、細いダイヤモンドビットで彫り込みます。
広い切削面は、大きめのドリルで大まかに彫り込み、ビットで整えます。
ここからは納得がいくまで、ひたすらビットを変えながら彫り込みます。
文字の間はダイヤモンドカッター(溝掘り用ビット)で彫り込みます。
周りの残す部分まで削らないように注意しながら進めます。
深く彫り込む箇所は、ハイス鋼ビットの方が効率よく削れます。
荒削りでこの量の削りカスです。
さらに仕上げの彫り込みを行います。
彫り込みの途中で文字部分が傷ついた場合は、#600紙ヤスリで文字表面を整えます。
文字の表面が整いました。文字の輪郭が見やすくなり、文字を整えやすくなりました。
ここからさらに仕上げていきます。
もっと深く彫り込んだ方が良さそうだったので、さらに文字を浮き立たせるため、2mmほど深く彫り込みました。
文字の彫り込みが完了しました。ここまでに要した時間は約8時間。。。
切削作業は、とても目を酷使して集中力も必要です。
適度に休憩しながら納得出来るところまで頑張りましょう。