キッチンの後ろ側にカウンターが欲しいなと思い、レンガ調の壁紙に木目が映えるカウンターを作ることにしました。
通常のカウンターは板厚が36mm以上の硬い木を使用しますが、とても高価でなかなか手が出せません。
重い物を載せず寄り掛かったりしないという特殊条件で、SPFワンバイ材と頑丈な棚受けを使って雰囲気の良いカウンターシェルフをDIYしたいと思います。
少し長めの棚を作りたいなという時に、参考にできるレシピだと思います。
DIYレシピ
カウンターシェルフの材料
- SPF1×10材:2100mm…2枚
- ひのきコーナ材:900mm…3本
- 6mmダボ
- 木工パテ
- 三角棚受け…4個
- コーススレッド:65mm
カウンターシェルフ製作の道具
- 丸ノコ
- インパクトドライバー
- ドリルアタッチメント(ドリル6mm)
- 6mmダボマーカー
- クランプ各種
- メジャー
- 差し金
- マスキングテープ
- サンドペーパー#100、#240
- 木工用ボンド
- カンナ
- ブライワックス(ジャコビアン)
カウンター部材の角処理
SPF材は角がR加工されています。
今回は一枚板風に仕上げるため、最初にR加工されている部分を1〜2mm程丸ノコで落として直角面を作ります。
丸ノコは、SPF材の板厚から2〜5mm刃が出る状態に調整します。
購入時のSPF1×10材は、板幅が234mmでした。(ホームセンター、販売店により多少誤差があります。)
角を直角にすることによって、幅が231mmになりました。
R面取りをカットしたので、一枚板風に出来ます。
カウンター板のダボ接合
R加工処理が完了したSPF1×10材2枚を、ダボ接合で1枚板に加工します。
2100mmもの長い板となるとダボは6ヶ所欲しいところです。
しかし、ダボマーカーは4個セットなので、板の両端10mmと端から900mmの位置にダボを打ちます。
SPF材の板厚19mmの半分9.5mmに印を墨付けます。
ダボの墨付け位置に、6mmドリルで深さ15mmの穴を開けます。
墨付け印にドリルの先を確実に当ててから、真っ直ぐになるように注意しながらダボ穴を開けていきます。
片側のダボ穴開けが完了しました。
この穴にダボマーカーをセットして、もう一枚の板にダボ穴位置を写します。
ダボ穴に6mmダボマーカーをセットし、もう一枚のSPF板を合わせて押し付けます。
すると、もう一枚の板にダボ穴位置が写せます。
しかし、板に曲りや反りがある場合は、板厚の半分の位置にマーキングされません。
そのときは、差し金で9.5mmの位置を墨付け直してから、6mmドリルでダボ穴を開けます。
ダボ穴に木工用ボンドを入れてダボを打ち込みます。
板の部分にも木工用ボンドを付けます。
反対側のダボ穴にも木工用ボンドを入れます。
ダボは木工用ボンドの水分で膨らみ、強固に接合できる仕組みです。
板同士を貼り合わせたら、900mmのレバークランプで3ヶ所締め付けます。
この時に板同士のズレを修正し、必要に応じてクランプなどを使って押さえつけましょう。(ここでの修正が、その後の段差修正を楽にします。)
木工用ボンドが乾いたら、クランプを外し接合状況を確認しましょう。