部材抑えボルト穴加工
クランプレバーボルトの穴を加工します。
位置を割り出す時に、丸ノコのモーターハウジングに当たらない位置を確認します。
今回はベース角から20mmと25mmの位置に開けることにしました。
クランプレーバーボルトはM8なので、8mmのドリルで穴を開けます。
ドリルガイドがあれば真っ直ぐに穴を開ける事ができます。
裏側にボアビットでツメ付きTナットを埋め込む為の穴を開けます。
(穴を開ける順番を気を付けた方が良いです。後ほど。。)
所有しているボアビットが35mmでしたので大きな穴になりました。
25mm程度のボアビットがあれば丁度良いですね。
ここで修正。。ツメ付きTナットの太さは12mm。開け直しです。
貫通してる穴はセンターがない状態なのでズレやすいです。

<今回の穴を開ける順番の正解は>
①ボアビットで3mm程度の深さを掘る。
②12mmドリルでセンターにTナット分の穴を開ける。
③8mmドリルでセンターに合わせて面まで貫通させる。
でした。日々勉強です。
そんなこんなで苦労した穴あけ加工ですが、完了したのでツメ付きTナットを打込みます。
なんとかクランプレバーを取り付ける事ができました。
固定板はベニア板などを使ってクランプレバーと同じ位置に8mmの穴を開けて製作します。
作業に合わせて作り貯めていくと色んな加工に使える治具セットができますね。
スライドレールの組立
スライドレールは仮止めの時と同じ様に両面テープで仮固定してから取り付けます。
スライド式丸ノコ台の精度はこの作業で全て決まります。
丸ノコを載せて正確に位置を確認してから固定します。
最初にコーススレッドの太さ鉄用ドリル3.5mmで下穴を開けます。
レールに穴が開く程度で大丈夫です。
次にコーススレッドのビス頭がレールから飛び出ない様に皿取り加工を行います。
6.5mmの鉄用ドリルが丁度良かったので、皿取り分だけ掘ります。
皿取り加工が終わったら、コーススレッド35mmで固定していきます。
もし、ビス頭が出る様なら鉄用ヤスリなどで削り、スムーズに丸ノコが滑る様にします。
スライド式丸ノコ台の完成
全ての工程が完了しスライド式丸ノコ台が完成しました。
かなりコンパクトですね。丸ノコとほぼ同じ大きさの様な。。。
実際に使ってみるとレールがある為、安定しています。移動先作業用としてもこのコンパクトさが重宝します。
ベーシックな固定板はこんな感じ。
クランプレバーがしっかり固定してくれるのでズレませんでした。
レールと丸ノコベースのガタが全く無いので、レール前後から切り出してもズレません。
シンプルでコンパクトなスライド式丸ノコ台。
シンプルですが大活躍の予感です。
製作を終えて
スライド式丸ノコ台は今後の移動DIYで大活躍するかなと思います。ちょっとだけカットしたい時や小さな部材をカットする時にはスライド丸ノコでは切れないし、丸ノコでは危険。
そんな時にはスライド式丸ノコ台が便利です。部材抑え治具を様々作れば色んなカットに対応できますね。
今回はコンパクトタイプですが、大きなスライド台を製作すれば、スライド丸ノコが無くてもDIYは効率的になります!
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使っていく中で不具合や改良の必要が出てきます。 前回製作した ... 続きを見る
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スライド式丸ノコガイドの作り方をご紹介!ver2(改良版)
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