玄関やシューズクロークは靴の収納だけでなく、実は適度な暗さが野菜の保管にも適した場所です。
しかし、段ボールに入れたまま置きっぱなしにすると通気性も、そして見た目も悪いので、今回はちょっとカッコいい野菜ストッカーを作ることにしました。
木の風合いと野菜がマッチするようナチュラルテイストに仕上げました。それと同時に、ガーデン用の道具入れも一緒に作って一体化させました。
作業をする際は木箱のまま持ち出せるようになっています。
今回の寸法は自宅の場合ですので、参考寸法として下さい。
DIYレシピ
野菜ストッカーの材料
- 1×4材(箱・枠用):910mm…16本
- 1×3材(箱用):910mm…5本
- 1×6材(底板用):910mm…2本+端材
- その他端材(木箱のデザインにメリハリを出す用)
- コーススレッド:スリムタイプ30mm
- 塗料:ワトコオイル(ダークウォルナット)
- 潤滑剤:ロウソク
1×4材は、縦に2分割して32本にし、それぞれを箱と枠に使います。
【図面】野菜ストッカー
野菜ストッカー製作の道具
- 丸ノコ・丸ノコ定規・平行定規
- インパクトドライバードリル
- 差し金(大、小)
- クランプ
- サンドペーパー#240
- 塗装用具(刷毛、さげつ、ウエス)
- ステンシルセット
ポイント
今回はほとんどのパーツで1×4材を使います。(1×3材を買うより1×4材を2分割した方が材料費を節約できるからです。)
木箱のデザインにメリハリを出すため、端材を有効利用したレシピとなっています。
野菜ストッカー材料の切り出し
丸ノコに平行定規をセットし、1×4材を縦に2分割します。
SPF1×4材の幅は、(89mm-刃厚1.6mm)÷2分割=43.7mmで算出しますが、コンマ7mmは難しいのでコンマ5mm(43.5mm)とします。
平行定規が木材から離れないように注意して切断します。
1×4材の縦切り計32本が完成しました。
ワトコオイル塗装
今回の木材塗装はワトコオイルを使います。
食品を保管するので、人にも環境にも良い仕上げ材を採用しました。
ワトコ塗装は2回塗りで処理します。
ワトコオイルの乾燥は1時間。
浮いているオイルはウエスで拭き取ります。
ワトコオイルの塗装が完了しました。
野菜ストッカー枠の組み立て
ストッカー枠を作成します。
前後の枠が2セット、そしてそれらを固定する&木箱のスライド用にレールとなる板を渡します。
上記で切り出した1×4材(内15本)から下記の長さにそれぞれ切り出します。
外枠用 | 770mm…4本 |
552mm…4本 | |
中央仕切り用 | 732mm…2本 |
レール用 | 430mm…10本 |
コーススレッドはスリムタイプ30mmを使用します。
下穴ドリルは2.5mmを使いました。
部材の接合には下に板を敷いて作業します。
これで接合部の段差を解消できます。
まずは770mmと552mmをそれぞれ4本使って、外枠を2セット作成します。(組み立てたら差し金を使って直角を確認しましょう。)
中央に仕切り用732mmを取り付けます。
レール材の設置は木箱作成後にご紹介します。