スチールラック(メタルラック)は、収納する物に合わせて高さを変えたり棚を増やしたりできるので、昔から愛用していました。
しかし、徐々にインダストリアルな雰囲気に部屋を変えてきたら…
スチールラックのシルバー色が目立ちますっ!
そこで、アイアンブラックとアンティークな木目を活かした定番インダストリアルリメイクをする事にしました。
DIYリメイク
スチールラックリメイクの材料
- ブライワックス(ジャコビアン)
- ミッチャクロン
- アイアンブラック
- 水性塗料(ブラック)
スチールラックリメイクの道具
- カンナ
- サンドペーパー #400
- ゴム手袋&ウエス
- 刷毛
- スポンジ刷毛
- ステンシルシート
天板の塗装剥がし
スチールラック用の天板は、以前パイン集成材にウレタンニスを塗装して自作した物です。
再利用したいのですが、ウレタンニスの上からブライワックスは塗れません。
ウレタンニスをしっかり塗装しているので、結構な頑固さ。さて、どうするか。。。
ウレタンニスはとても硬い塗料なので、削るとしてもサンドペーパーでは時間が掛かります。
サクサク作業するにはカンナで削り落すのが効果的!
ウレタンニスを削り落とす時はカンナの刃を多めに出して一気に除去。
その後、カンナの刃の出量を少なくして仕上げるとキレイに仕上がります。
最後にサンドペーパー#400で軽く表面をならします。
表面の荒れはアンティーク風になるので多少ならす程度で。
ブライワックス塗装
ブライワックスのジャコビアンで、インダストリアル感を出します!
20℃以下だとブライワックスは固まっています。
そのままでも塗布できますが、液状にした方が隅々まで塗布できます。
固まっている時はドライヤーでブォーと温めます。
室内で温める時は窓を開けて下さいねっ!強烈な匂いが部屋を襲いますよ!
柔らかくなったブライワックスは伸びが良くなります。(外気が寒いと直ぐに固まってしましますが。。。)
乾燥したらウエスで磨いて完成です。
いい感じですね?。ブライワックスは塗るだけで簡単に雰囲気を出せる塗料です。DIYの必需品ですね。
天板のリメイクは完了です。
スチールラックの下地処理
スチールラックはメッキなので、そのままでは塗装が乗りません。
ましてや、メッキを剥がすのは大変…。
しかし、そんな時はミッチャクロンが解決します!
ミッチャクロンは鉄部塗装の下地材としても活用できます。
丸い網状の物は塗りムラが出ないように上下左右から吹き付けます。
スチールラックはメッキなので特に念入りに塗布します。
アイアンブラック塗装
ミッチャクロンが乾燥したら、アイアンブラックの塗装です。
塗装順番の基本は、裏側(下側)と狭い所から。
表に見える部分や広い面は最後に塗装します。
裏側の塗装が終わったら、表を塗装。
- 薄く塗料を乗せる → 乾燥
- 下地の色(メッキ)が透けない所まで塗料を乗せる → 乾燥
- 塗料のカスレをチェックしながら仕上げ
基本塗装の完成です。
鉄感の表現
さらに深みを出す処理をしていきます。
アイアンブラックの効果を上げるのは「ゴツゴツ感の表現」です。
ゴツゴツした鉄感を出すには、刷毛を叩くように塗布します。
(叩き塗装)2回以上、叩き塗装と乾燥を重ねる事で複雑な凹凸の鉄感が表現できます。
ポイント
◯少なめの塗料を刷毛に付けて叩き塗装。
◯乾燥はしっかりと1時間取ってから2回目を行う。
鉄感処理も終わり塗装の完成です。
このままでもいい感じですねぇ。
マット感がたまらない?!
ステンシル加工
ステンシルシートと水性塗料(黒)とスポンジ刷毛、マスキングテープ。
にじまないように余分な塗料を拭き取ったスポンジ刷毛でポンポンと。
ここで一手間。アンティーク感の演出として、半渇きの文字を塗れたティッシュで軽く拭き取ります。
するとカスレ感が演出できます?
スチールラックリメイク完成
さぁ出来ました!マットな感じでインダストトリアル感抜群ですねっ!
コルクマットは.....。まっ、いいか。
コレッ!これですよ?。鉄感です!
リメイクを終えて
ブライワックスとアイアンブラック。
定番といえば定番のリメイクですね。
しかし、一手間加えるだけでグッとインダストリアル感を増す事ができます。
塗装だけでもたくさんの表現方法がありますが、その一例をご紹介しました。
お試しあれ!
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