海の家に合いそうな白くシャビーなダイニングテーブルを製作しました。
ホームセンターで手軽に買えるSPF1×4材にミルクペイントで塗装し、アンティーク加工を施して落ち着いた雰囲気に仕上げました。
インダストリアルなテーブルとは一味違うシャビーなダイニングテーブルの製作記です。
DIYレシピ
シャビーダイニングテーブルの材料
- SPF1×4材 910mm 20枚+端材
- フリーチェーン
- フックビス 28mm 4個
- 蝶番 2個
- コーススレッド 32mm
- ミルクペイント スノーホワイト、アンティークメディウム
シャビーダイニングテーブル製作の道具
- スランド丸ノコ、丸ノコ、丸ノコガイド
- クイックリリースクランプ
- バークランプ 900mm
- インパクトドライバー
- 木工用ボンド
- 差し金、メジャー(コンベックス)
- カンナ
- サンドペーパー#100
- 塗装道具
ダイニングテーブル天板の製作
ダイニングテーブルの天板はSPF1×4材を7枚並べて仕上がり奥行き610mm。
900mmの長さにカットして両端にSPF1×4材を横に繋げて仕上がり長さ1070mmにします。
天板に使うSPF材は曲がりや反りが無い物を選別して使います。
ホームセンターで購入したSPF材は採寸する前に切り口を直角にカットしてから部材の切出しをします。
直角でない場合が多々ありますよ。
SPF1×4材を7枚並べて幅を測ると620mm。
1×4材幅89mm×7枚=623mmのはずですが。。。
木材は伸縮で誤差が出るので、この辺りは臨機応変に。
天板両端の部材は620mmで3本切出します。
これで天板上部の部材2本と裏材1本の切出しが完了です。
天板裏部材の製作
天板の裏の補強を兼ねた材料は、SPF1×4材を縦に半分にして使います。
現物合わせで製作するので細かく半分ではなく丸ノコガイドを丸ノコの刃厚も考えて45mmにセットして切出します。
丸ノコでの部材縦斬りは丸ノコガイドがあると簡単ですね。
SPF1×4材 2枚から4本切出しました。
SPF1×2材を使えばこの工程は省略できます。
天板の組立
天板の製作は平面が出ている場所(今回は家のフローリングで作業。)
900mm 7本の部材を木工用ボンドで接着し、天板中央の裏に部材620mmを接着します。
バークランプ900mmで天板の部材を圧着して隙間が出来ない様におさえます。
天板裏中央に接着したSPF1×4材 620mmをコーススレッド32mmで固定していきます。
SPF1×4材 620mmを天板両端に接着。
『SPF1×4材を半分にした部材』の寸法を個別に測りカットして接着し固定。
『SPF1×4材を半分にした部材』をコーススレッド32mmで1本3ヶ所程度、固定。
内寸で実測しカットしたSPF1×4材を天板上の横板と縦板端部を固定できる位置(端から44mm程度の位置)で接着後、コーススレッド32mmで固定します。
裏面の補強が完了しました。丸ノコガイドを使ってテーブル天板の4辺を切り揃えます。
ガイドを設置する時に直角を確認して!
4辺の切り揃えが完了したら、全体と角をサンドペーパー#100で整えます。
サンドペーパーは塗装の時にペーパー掛けした跡が目立たない様に木目に沿って動かします。
折りたたみ脚の製作
脚は移動や収納に便利な折りたためるタイプにします。
SPF1×4材5枚と端材、蝶番、フック、フリーチェーンを使って製作します。
脚の製作寸法は730mmを2本、700mmを4本カットして両端を角度を付けて平行四辺形を作ります。
スライド丸ノコの目盛0は90度となるので80度は目盛10、70度は目盛20です。
先に必要寸法で直角にカットした場合は切り口の角に刃が来る様に材料を固定してカットします。
70度にカットした部材を二つ並べて外側の脚にします。
幅は安定する400mmに設定しました。
SPF1×4材を400mmにカットして脚の上端部に合わせて固定します。
固定はコーススレッド32mmを左右4本づつ使います。
蝶番は中央上部で固定。
付属のビスは使わずスリムネジ16mmを使いました。
80度にカットしたSPF1×4材 730mmを蝶番に固定。
蝶番の固定は蝶番皿とり穴の中心をビスで固定する様に。
結構、これが難しいです。慎重に!
70度の脚に下部にSPF1×4材 400mmを追加。
脚の固定には28mmフックとフリーチェーン300mmを使います。
フリーチェーンの引っ掛ける位置を変えるとテーブルの高さを微調整出来ます。
脚上部の70度にカットした面と一直線になるラインを引いて削ります。
カンナでラインを確認しながら3本の脚と同一面になる様に削ります。
これで、天板を乗せた時の安定感が増します。
もう1個同様に製作して折りたたみ可能な脚が完成しました。
ダイニングテーブルの木加工は一つ一つはそんなに難しい作業ではありません。
使う材料を購入する時に曲がりや反りが無い物を選ぶのがポイントですね。