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キックバックさせない丸ノコの安全な使い方を解説!

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DIYを本格的に楽しもうと思うと『丸ノコ』は不可欠な電動工具となります。

ただし、丸ノコは危険!と言うイメージがあり躊躇される方も。実際、建築現場でも丸ノコ事故は多いです。

そんな危険なイメージの丸ノコですが使いこなす事が出来れば、とても便利な道具ですし使用頻度も一番高いです。

そこで、丸ノコの安全な使い方をご紹介します。

丸ノコを使う前の安全確認

丸ノコに関わらず、電動工具は切るまでコンセントを入れない様にしましょう。

丸ノコを持った時にスイッチに触れて動き出す事もあります。刃の調整や点検時は動かない様にコンセントやバッテリーを外す癖を付けましょう。

キックバック防止01

ノコ刃は、使い続けるとチップが欠けたりします。

切れない刃物ほど危険な物はありません。事前にチップの欠けスムーズに動くかを確認します。

キックバック防止02

ノコ刃の固定ボルトが締まっているかは事前に確認します。

もし緩んでいたら大事故になります。

キックバック防止03

安全カバーは丸ノコ作業の最後の砦です。

安全カバーがスムーズに動くかは必ず確認しましょう。邪魔だからと固定して作業する大工さんも居ますが、危険作業です。

キックバック防止04

丸ノコの角度調整ボルトも緩んでいると大事故の原因です。

角度を変えた後は、直角に戻しボルトを確実に締める事も大事です。更に使用する前に締まっているかのダブルチェックを。

キックバック防止05

安全な作業環境

不安定な作業台で丸ノコを使うのは以ての外です。

切断作業中にバランスを崩したら、間違いなく大事故です。確実に安定した作業台を確保しましょう。

キックバック防止06

キックバックしない切り方

ここからが本題のキックバックです。丸ノコの事故で一番多い事故のキックバック切断の最中に起こります。

まず、正しい切断は画像の様に作業台(ウマ)の端でカットします。切断した時に外側の木材だけが落ちる様に。

キックバック防止07

次にキックバックが必ず起こる切り方です。

作業台のウマの間で切ると、カットした木材が左右からノコ刃を挟み込みます。

キックバック防止08

すると、モーターの回転も相まって丸ノコが裏返りノコ刃が作業者に向かってきます。

これでキックバックによる大事故が発生します。

キックバック防止09

キックバックを起こさない作業台

切断時に木材がノコ刃を挟み込まない様にするには、ベニア合板(11mm厚以上)スタイロフォームの上でカットする方法があります。

可能であれば、この様な作業環境を作りましょう。

キックバック防止10

安全に丸ノコを使う

回転する工具、丸ノコやドリルなどは素手で作業します。

軍手などの手袋をした方が安全のような気がしますが、手袋が回転部分に巻き込まれると大怪我を逃れる事が出来ません。

キックバック防止11

コード式の丸ノコの場合、電源コードの置き方にも注意します。

切断中に足でコードを引っ掛けると事故が起こる可能性があります。

キックバック防止12

ノコ刃は出しすぎると危険です。

切断厚さ+1〜2mm位に調整します。

キックバック防止13

ベニアなどを活用した作業台は安全ですが、注意が一つあります。

それは、安全カバーがベニアに当たって不安定になる事です。

キックバック防止14

解消する方法は作業台の手前端に置いて作業する方法です。

ただし、作業台の端に置いても安定した作業台である事!

キックバック防止15

切断時の姿勢は、切る方向に対して正面を向き、丸のこに体重を掛けない事です。

腕は丸ノコガイドと丸ノコに意識を集中して。

注意ポイント

丸ノコで切断中に途中で止めて確認するという事もあると思います。

その時は、切断を止めた位置から少し丸ノコを引いて切断回転までノコ刃を上げてから再度切ります。

キックバック防止16

カット作業後の安全

切断作業を終えて丸ノコを一時置きする時。

丸ノコが転ばない様に注意が必要です。安定した置き方は意外にも裏返した置き方です。

ただし、コンセントは抜く事です。

キックバック防止17

作業が済んだ時は必ず清掃作業を行います。

道具の清掃は基本中の基本。整理整頓清掃は安全作業の基本です。

キックバック防止18

まとめ

確認は面倒と思わず、毎回行う事で安全に作業を行う事が出来ます。残念な事にベテランになる程に安全確認を怠ります。

プロの大工さんでもベテラン風を吹きたいのか、確認せず作業に入り大事故を起こす事例はたくさんあります。

プロでもアマチュアでも同様の作業、同様の道具を使い作業します。安全確認・安全作業は自分を守るためです。大怪我の後で後悔しても遅いです。

安全確認・安全作業を軽視して指を落とした職人が沢山いる事も覚えておきましょう。

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