ジグソーは手軽にカットできる便利な道具ですが、直線・直角カットが苦手な道具でもあります。
(腕もあると自覚はしております。。)
ジグソーが曲がる原因の1つにブレードが振れる問題があります。
その原因を抑えるのがジグソーブレードガイドです。
様々な製作法がありますが、ブレードを交換すると使えない課題もあります。
そこで、ステー金具を使ってフレキシブルにブレードサポートができるタイプを考えました。
YouTubeにて製作動画配信中!
DIYレシピ
ジグソーガイド製作の材料
- ステーL金具 170×35 幅15mm 3mm厚
- ステーL金具 120×30 幅15mm 3mm厚
- ステー金具 95mm 幅15mm 3mm厚
- L金具 35×40
- M5ボタンボルト&ナット 15mm 4個
- M4ボルト&ナット 20mm 2個
- ベアリング 直径14mm 内径4.5mm 5mm厚 2個
ジグソーガイド製作の道具
- ディスクグラインダー
- ホーム万力
- 鉄工用ヤスリ
- 電動ドリル、鉄工ドリル
- ドライバー、スパナ
メインバーの加工
ジグソーベースのガイド穴を活用します。
金具の幅が15mmに対してガイド穴が12mm。
3mm削る必要があります。
ホーム万力でシッカリと固定して。
ディスクグラインダーで大まかに削り。
最後に金ヤスリで仕上げました。
これでスムーズにガイド穴に入ります。
ブレードガイド部の加工
次にブレードを抑えるベアリング用穴を長穴にします。
中心線にセンターポンチを何箇所か打ちます。
センターポンチ跡にドリルを当てて穴を開けます。
ある程度開いたら、金ヤスリで長穴に加工。
この加工はとにかく根性です。
休憩含んで1時間。
なんとか長穴に加工完了。
地味に疲れます。。
ジグソーガイドの組み立て
加工は全て完了したので組み立てます。
コの字形に出来たら完成です。
ジグソーへの組み付けと調整
ブレードに負荷が掛からない様に。
ステー金具とベアリング位置を調整します。
ベアリングはブレード後部を支える様に調整。
ベアリングはブレードを押さない様に。
実際に動かして、動作具合を確認して調整完了です。
SPF2×4材のテストカット
ジグソーでカットする最大板厚のSPF2×4材をカットしてみました。
結果はほぼ直角にカット出来ました。
ミニジグソーテーブルを取り付け
次に9mmベニアでミニジグソーテーブルが出来ないかと。
300角くらいのテーブルを製作。
ステーブレードガイドを取り付けて。
カットしてみました。
実際どう?
メインステーを短く使う場合は問題無しです。
ただし、メインステー金具を長めに伸ばした時。
ブレードガイドのステー強度にチョット不安が残ります。
機能的には十分ですが、メインバー(ジグソーベースに取り付けるステー金具)の厚みが3mm→5mm厚になれば、より安定します。
最適な強度を持つステー金具を見つける事が実用化の鍵かなと思います!
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製作を終えて
ジグソーガイドはジグソーで真っ直ぐ・直角にカットするには必需品かなと思います。
メインバーの安定性を考えるともう少し厚いステー金具があると改善されますね。
オススメグッズ
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