下準備も完了したので、オールペイントに入ります!
オールペイントの準備
オールペイントの道具は、マスキングテープにローラー、刷毛、塗料カップなど。
ラスターはホコリ除去用です。
まずは、#400の耐水ペーパーでボディ表面全体を荒らします。
キズを付ける事で塗料の食付きを良くします。
黒く塗装するパーツや塗装しない部分の境をマスキング。
マスキングテープは、細い物から幅広まで用意しておくと便利です。

今回は黒く塗る部分も足付けするので逆にしました。
水性手塗りなので、こんな軽いマスキングでもOKですね。

次に塗装面の脱脂作業です。
脱脂用シンナーもタカラ塗料で準備しました。一般的な市販の物でもOKです。
足付けした削りカスも同時に拭き取り。
塗装する全ての面を脱脂します。
メイン色の塗装(ローデシアブラウン)
ローデシアブラウンは3kg用意しました。
つや消し成分が多く含まれているので、開封後や使用する前には必ず撹拌。

結構余りました。
リペイント用ですね。
最初に刷毛でローラーが入らない部分を塗装。
※抜けた毛は、その都度取り除きます!
次にローラーで広い面を塗装します。
パネルごとに塗装するイメージで。
タカラ塗料の注意点
ここで塗装して分かった注意点をご紹介します。
必須環境として、日陰での塗装です。今回は晴れた空の下で塗装しましたが、乾燥が早く乾燥時間ズレが多発してムラが出来ました。
修正がいくらでも効きますが、炎天下ではキレイに出来ません。日陰もしくは曇りの日に作業しましょう!
ローラーは、短毛タイプの4インチがベストです。一気に仕上げようと塗装するとムラが発生します。
更に幅の短いタイプもあると便利ですね。
次に短い間隔でも直ぐに分離が発生。
常に撹拌して使う必要があります。
更に、塗料の付け過ぎは乾燥時間のズレが生じ、塗装面で分離が進みます。(たぶん。)カスレる位の量を薄く伸ばして、塗装面での分離を防ぐ必要があります。
2~3回の重ね塗りで、仕上げるイメージが良いですね。
多く付けすぎた塗料は、新聞紙で取り除くのもオススメです。

とにかく薄く薄く塗装がムラを防ぎます。
バンパー等の塗装(マットブラック)
次にパンバー類の塗装です。
パンパー類は凹凸が多いので、刷毛の出番が多いです。
取り外したパンバーなどは、事前に足付けとバンパープライマー塗布。組み付け時に塗れない側面を先に2回塗装して仕上げておきます。
塗装の境目は、カスレさせて段差にならない様に!
取り外したパーツの取付け
一部塗装したパーツを組み付けます。
ぶつけて塗装を傷付けない様に慎重に。
ヘッドライトの黄ばみ。。
ヘッドライトを外したので、表面の黄ばみを除去しようと思います。
シリコンスプレーを塗布してビニール袋でこすると除去出来ると言う動画を見たので実践。
結果。効果がよく分かりません。。。
普通に市販の除去剤がいいかな。
と言う訳でサクサクとパーツを取付けます。
10年選手ともなるとズレや歪み、ボルト折れ、固定プラパーツの破損など普通に起こります。
その場合は電動ドリルで新たに穴をあけ、インシュロック(ナイロンバンド)で固定します。
組み付けたら、ボディ同様に塗装して完成。
オールペイント完成!
どうですか!
中々いい感じですね。手間は掛かりましたが、満足の仕上がりです!
作業を終えて
車のオールペイントをする機会は頻繁にはありません。それも自分で。でも、実際やってみると手軽だし費用も2万円位。
更にいつでも修正が可能と言うメリットもあります。オリジナルな存在感もバッチリ!
もし、所有している古い車があれば自前オールペイントにチャレンジしてみては如何でしょうか。意外と面白いですよ!
オススメグッズ
ローラー塗装には専用受け付きのセットがオススメ
バンパープライマーにもなるミッチャクロンが便利