ハンガースタンドや固定式フックは、便利ですが場所を変えれない点は難点です。
ピンタレストで見たスライド式ハンガーレールは移動式でフックの追加も可能でとても便利かなと思いました。
加工自体はそんなに難しい作業では無いので気軽にトライ出来るDIYだと思います。
たくさん作って、壁掛け収納をオシャレに演出して見てもいいですね。
DIYレシピ
スライドハンガーレールの材料
- 50mm×20mm×550mm 木材1本
- 20mm×20mm 木材 700mm程度
- コーススレッド 38mm
スライドハンガーレールの道具
- スライド丸ノコ
- プロトラクター
- カンナ
- クランプ
- サンドペーパー #80 #240
- 木工用ボンド
- インパクトドライバー
端材の活用で出来るスライド式ハンガーレールを製作していきます!
スライドレールの製作
最初に製作するのは、端材 幅50mm×厚さ20mm×長さ550mmを使ってスライドレールを加工します。
スライドレールは台形に加工します。
プロトラクターを70度に設定して墨線を引きます。
70度の墨線はこんな感じです。
幅が広い方を外側、狭い方を壁側として加工します。
墨線同士を繋ぐには、物差しを使うのですが、600mm程度の長いタイプを持っていないので、アルミアングルを活用。
直線を引く時には、物差しの次に信頼できる直線が引けます。
捨てずに取っておくと活用できますね。端材を捨てれない原因でもありますが。。。
作業台にバークランプでスライドレール部材を固定。
カンナで墨線に沿って削ります。
カンナがけは、常に墨線と角度に注意しながら慎重に。
最後に面の凹凸が平面になる様に仕上げていきます。
墨線ギリギリまで切削完了。
最後にカンナの刃を調整して薄く面を整えながら、仕上げます。
スライドレールが完成しました。
フック用部材の切り出し
スライド式ハンガーフックのフックを製作していきます。
スライド丸ノコの90度と70度を使い分けながらカットしていきます。
カットの概要は写真を参考に。
スライドレールを挟む部分はガタが出ない様に仮組みして確認。
スライドフックの組み立て
木工用ボンドで接着。
完全に乾燥するまで待ちます。
木工用ボンドが乾燥したら、サンドペーパー#80、#240で面を整えます。
家具の様に仕上げたいので、キッチリ面を整えました!
スライドレールとフックが重なる部分は、負荷が掛かりそうなので、コーススレッド38mmで固定する事に。
下穴を皿取り錐で開けて、インパクトでビス留め。
ここまでの加工のポイントはレールの角度とフックの角度を合わせて、ガタが出ない様にする事です。
ブライワックス塗装
今回の塗装は、ブライワックスのジャコビアンで濃いめアンティーク風に仕上げます。
ブライワックス塗布後、ウエスで磨き上げてツヤを出します。
如何でしょう。
無骨な感じのスライドレールハンガーフックが完成しました。
スライドハンガーレールの完成
以前に製作した、壁ディスプレイに取り付け。
色も合わせています。
手が込んでる感がいいですね。
服をこんなに掛けても、ビクともしません。
これは良いです!
製作を終えて
固定式のフックも便利ですが、スライド式フックだと、移動しながら使えて便利です。
加工自体はスライドレールが正確に加工出来れば後は簡単な加工で出来上がります。
レールを長くしたり、フックを増やしたりすると様々な収納に使えます。デザイン的にもバッチリですね。
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