丸ノコを使って希望の幅でカットする時に使うのが平行定規(丸ノコガイド定規)です。
ウッドデッキの床板で必要な板幅が半端になってしまった場合は必需品の工具です。
丸ノコを買うと付属で付いていますが、もう少し安定した精度でカットしたい時には別購入する平行定規(丸ノコガイド定規)がオススメです。
数ある平行定規の中で、シンプルかつ使いやすいシンワ測定社製の丸ノコガイド定規をご紹介します。
シンワ測定社平行定規の概要
シンワ測定㈱は、曲尺や水平器、DIYでも活躍する測定に係る工具を製造販売するメーカーです。
製品名 : 丸ノコガイド定規 Tスライド スリムシフト
製品種類:15cm、30cm、45cm、60cm、90cm
DIYで通常使う場面が多いのは15cmもしくは30cmです。45cm以上は技術的に難しいので、DIYでは揃えなくてもOK。
丸ノコに付属する平行定規は細材を組みわせることで安定性を持たせています。
しかし、剛性が弱くフエンスがブレてしまう欠点があります。
丸ノコ付属品の欠点をカバーしているのがこのTスライド定規です。
シンワ測量製は、剛性が高いステンレス製で更にブレ止め金具でカット時のブレを防止します。
フェンス部分をスライドさせる事で、切り始めや切り終わりの安定性を調整する事が可能。
カットする部材と当たるフェンス部分は、UHPEテープが貼られスムーズにスライドさせる事が可能です。
各調整部分のロックネジは、クイックシフトロック機構が付いていて角度を変えて締め付ける事が可能。
薄板をカットする時に作業台に留め具が当たらないように出来ます。
更に剛性とカット時の安定性を生むブレ防止金具でバツグンの使用感です。
フエンスを立てた状態が『薄板モード』。
板厚9mmまでの板のカットでは邪魔にならないフエンス厚です。
通常使う状態がこのフエンスを立てた使い方です。
丸ノコベースよりも細い巾でカットする時は『細巾モード』。
フエンスを寝かせる事でベース端から丸ノコの刃の幅以下の細切りも可能です。
平行定規の使い方
平行定規を使う時には、丸ノコの刃とフェンスの幅を差し金で測ってロックします。
ポイント
シンワ測定社製ガイド定規には目盛りが入っていますが、目安として使い、直接的に差し金を使う方が確実です。
刃の調整を行う時は必ずコンセントを抜く事!
幅が決まったら丸ノコベースのロックをシッカリと締めます。
ポイント
加工精度が求められる場合はロック後、もう一度差し金で幅をチェック。ズレている場合があります。
フェンスをカットする部材に沿わせて、刃が部材に当たる手前から始動させカットしていきます。
注意ポイント
切り進める時に、気を抜くと部材からフェンスが離れてしまいます。離れるのを防止するために
- フェンス側の定規端部を持って部材に軽く押し付ける。
- 写真の様に目盛り側から軽く引っ張る。
どちらか作業しやすい方法でフェンスを部材に密着させます。
最初はコツが必要ですが、慣れてくれば簡単にカットが出来ます。
まとめ
木工で長物の木材を希望する幅でカットしたい場面は結構あり、平行定規(ガイド定規)は必要不可欠なアイテムです。
特に長い部材のカットではブレない剛性の定規があればキレイにカット出来ます。アイテムの準備と練習を重ねて習得するとDIYの幅も広くなるので是非、習得したいテクニックです。
長物カットでない場合は 直線に切る丸のこ定規はありますが、細切りが出来る丸のこ定規が欲しいと思い製作しました。 細く製材する ... 続きを見る
必要な幅に製材できる細切り可能な『丸のこ定規』の作り方
ご紹介した工具
安定した剛性で、確実なカットが可能です。