キャンプの炊飯用調理器具といえば、メスティンですね。炊飯以外にも様々な使い方を紹介されているので、私もメスティンにしました。
炊飯だけでなく、フライパンや蒸し器などにも使えます。更に移動時は収納としても使えるキャンプをやるなら絶対揃えておきたいアイテムです。
そこで、万能アイテム『メスティン』のメンテナンスや使い方をご紹介します。
メスティンのご紹介
メスティンとは、元々が兵式飯盒として開発され様々な形があります。英語ではMesstin( 炊飯+缶の意味 )です。
アルミ製なので熱伝導に優れ、熱がメスティン全体に伝わるのでご飯が美味しく炊ける仕組みです。
メスティンの基本形状は、同じですが様々なメーカーから販売されています。
蓋を開けると中身はシンプル。このシンプルさが様々な使い方が出来る証ですね。
網を入れると蒸し器にもなります。
大きさは2種類あります。
1〜2人用の約160mm×90mm×60mmのサイズと一回り大きい家族用4人向けサイズがあります。
メスティンを使う前の準備
メスティンは、基本的に使う前の準備があります。
怪我の防止と変色防止の対策です。
メスティンを使う前にバリを取る
販売段階で処理されているケースもありますが、プレス切断されてそのまま製品として販売されている事が多いです。
その為、メスティンの縁部分は尖っていて怪我をする元になります。そこで、使う前にサンドペーパーで角を取ります。
アルミ製なので、軽くなぞるだけで削れます。
#400番からスタートして#600、#1000番で仕上がると綺麗に仕上がります。
メスティンのシーズニング
アルミの調理器具もシーズニングと言われる表面処理をする事で焦げ付きや変色、アルミ独特の匂いを抑える事が出来ます。
シーズニングは、米のとぎ汁で行うのが一般的です。
メスティンの中だけを行っても良いですが、外側も行う場合は大きな鍋に入れて10〜15分程度、沸騰させて洗い流します。
メスティンの内側のみの場合はとぎ汁を入れてそのまま10〜15分沸騰させて洗浄します。
キャンプ用品の場合は、使い込んだ感を演出するのも味です。
ワザと焼け焦げの表面を残して楽しむ方も多いですね。
メスティンの炊飯
飯盒でご飯を炊くのは難しそうと感じる方も多いですが、意外と簡単です。(あくまでキャンプレベルの話ですが。)
気温や湿度によっても変わりますが、上手く炊けても、焦げてもキャンプの醍醐味ではあります。
メスティンの水の量
米を洗ったら、30分以上水に付けて十分に水を吸わせます。
メスティンにお米1合(カップ1杯 180cc)を入れて、取っ手のリベット中心まで水を入れます。
蓋をして火に掛けて。
沸騰するのを待ちます。
蒸気が出てきたら、蓋が浮かないように石などで重石に。
パチパチと言う音からジジジと言う音に変わったら火から下ろします。
メスティンを逆さにしてタオルで包んで蒸らします。
10分ほど蒸らしたら完成です。
キャンプの炊飯は経験ですね。
まとめ
キャンプは屋外の開放感の中で料理をして食べるのも大きな楽しみです。炊飯が出来るとキャンプ料理の幅も広がります。
メスティンは使いみちも多く、フライパンとしても使えるので、必須アイテムの一つですね。
ぶっつけ本番よりは自宅で何度か練習してコツを掴んだほうが良いですよ。失敗が味とは言え、黒焦げご飯はテンション下がります。
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キャンプの必需品!【トランギア正規版】メスティン。
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