カンナは木材の表面を薄く削り、木材の表面を滑らかにする道具です。
サンダーやサンドペーパーとは比べものにならないくらい滑らかな面を作り出せます。
しかし、カンナは「大工道具の中でも扱いが難しい」というイメージが強いですね。
でもポイントを押さえれば、とても心強いDIY道具の1つとしてラインナップします。
カンナは作業の種類に応じてたくさんの種類があります。(プロ仕様の高価なカンナなど…。)
DIYではそこまで高価な物は扱いきれませんよ。
今回はホームセンターで買えるカンナの基本的な使い方をご紹介します。
カンナの名称
カンナ台の名称
カンナは形状や大きさによって台の呼び方に違いはありますが、基本的には同じ名称です。
台は「台頭(だいがしら)・台尻(だいじり)・下端(したば)」とそれぞれ呼びます。
カンナ刃の名称
刃には、「カンナ刃」と「裏金」があります。
刃の幅は50〜55mmくらいが一般的です。
カンナ刃の取り外し方法
カンナ刃の外し方
メンテナンスのためカンナの刃を外す時は、台尻上部の両端を軽く叩きながら外します。
(写真は中央を叩いています!ダメな例ですよ!ちゃんと両端を叩いて下さい。)
最初に裏金が外れ、カンナ刃が外せるようになります。
カンナ刃は定期的に研いで切れる状態を保ちましょう!
カンナ刃の取り付け方
カンナ刃を取り付ける時は、先にカンナ刃を台の下端から少し出る程度まで入れます。
次に裏金を入れてカンナ刃を固定します。
カンナ刃の出方調整
最初に裏金の先端がカンナ刃先から1mmくらい後ろに来るように調整します。
そして、カンナ刃を叩いて刃の出方を調整します。
カンナ刃の出方は髪の毛1本分が標準です。
あとは木の材質や削る面の方向、中削りか仕上げかによって調整します。
髪の毛1本以上の刃が出てしまうと木材の面を痛めるので控えましょう。
カンナの基本的な使い方
カンナの基本的な使い方をご紹介します。
特に難しい事はありませんが、小さい部材を削る場合はカンナ台があると便利です。
木材を削る時はカンナを両手で押さえ、一定の速度で引きます。
引きづらい時はカンナを少し斜めに持ち、引くと楽に引けます。
このくらいの削りカスであれば、まぁOKです。
大工さんは透けるぐらいに削れますが。。。カンナも高額カンナですし、経験も違いますし。。。
カンナは材料同士の段差をなくす時も活躍します。
DIYではこちらの作業が多いかもですね。
カンナを置く時は必ず、横にしてカンナ刃を痛めないようにします。
まとめ
カンナは敷居の高い道具と思われがちですが、ポイントさえ押さえればDIYでも大活躍する道具です。
家具職人や宮大工さんはたくさんの種類を巧みに使って仕事をされていますが、DIYでは1本あれば大丈夫です。
カンナ刃の定期的なメンテナンスは忘れずに!
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