今まで様々なローテーブルを製作してきましたが、これが最終形かなと思います。
ソロキャンプなどアウトドアでも使えるローテーブルは、キャンプをしながら検証して来ました。キャンプ用のテーブルは耐久性と軽量・コンパクト収納が条件です。
今まで製作したローテーブルの改善点を検討し、折り畳みが出来る天板と水に強いステンレス製脚で製作しました。
軽量、コンパクトなアイアンラダーローテーブルの製作記をお楽しみ下さい。
DIYレシピ
アイアンラダーミニテーブルの材料
- エゾ松材 120mm×10mm×910mm 1枚
- ステンレス丸棒5mm 1000mm 2本
- 100均蝶番(セリア)
アイアンラダーミニテーブル製作の道具
- ノコギリ、ノコギリガイド
- ディスクグラインダー
- パワートーチ、銀ロウ
- ワックスオフ
- ミッチャクロン
- つや消し黒スプレー
- ノミ
- ブライワックス
- サンドペーパー#100
ミニテーブル材料の解説
天板は軽さと強度を検討してエゾ松材をチョイスしました。木目の美しさも決めた理由です。
ステンレス丸棒は5mmの太さで強さと重量のバランスで決めました。
アイアンラダーミニテーブルのサイズ
今回の鉄脚は溶接ではなく、ロウ付けなのであまり大きくは出来ません。
そこで、横幅400mm×奥行き240mmにします。
天板のカットはノコギリガイドでカット。
鉄脚のサイズ
鉄脚の横棒サイズは240mm+余裕分5mmの245mmを4本。
脚の高さは収納性を考えて天板1枚分の幅120mmにします。
ステンレス丸棒はデイスクグラインダーでカットします。
ディスクグラインダーのカット幅にバラツキがあるので、1本カットして、採寸、カットを繰り返します。
ステンレス丸棒のカット
ディスクグラインダーのカットは、保護メガネを必ずしましょう。
鉄脚のロウ付け
ロウ付け用の設備は、ベニア板に溶岩レンガを置いて使用します。
専用のセラミック製もありますが、溶岩レンガの方が安くてオススメです。
ステンレスのロウ付けは、銀ロウと専用フラックスを使います。
バーナーはパワートーチです。
最初に、鉄脚の横245mmと縦120mmをコの字型にロウ付けします。
ロウ付けする前に直角を確認。
事前にキッチリ直角を出しておきます。
詳しいロウ付けの手順はこちらでチェック。
残量のチェックは事前に!
鉄脚2段目の検討
鉄脚のコの字型が完成したら、2段目の間隔を決めます。
実際に天板を差し込んで鉄脚の角度を確認。
寝かせすぎると鉄脚に負担が掛かるので、少し角度(約80度位)を付ける程度が良いかなと思います。
鉄脚2段目のロウ付け
2段目の間隔が決まったら、同様にロウ付けをします。
1段目のロウ付け位置に近いので、素早くロウ付けする必要があります。
ロウ付けが完了したら、自然冷却します。
※水などで強制冷却すると変形する可能性があります。注意!
鉄脚の研磨
綺麗にロウ付けできれば、修正はほぼ必要ないですが。。。
久しぶりのロウ付けは綺麗ではないので。。大まかにディスクグラインダーで表面を修正。
塗装の足付けも兼ねてサンドペーパー#100で全体のサンディングと角取りをします。
鉄脚の塗装
塗装の前にワックスオフで脱脂。
金属の下地材はミッチャクロンがオススメ!
着色は水性スプレー(つや消し黒)です。
乾燥に時間を掛け、鉄脚の向きを変えて塗装します。