ジグソーは手軽にカットできるDIYアイテムです。
ブレードを変えるだけで直線から曲線カット、金属カットまで出来る万能カットマシン。
しかし。
小回りが効く分、直線カットは神経を使います。
「ジグソーは曲がるから、曲線カットのみ。」と言う方も多いと思います。
そこで、ジグソーで思い通りにカットする為のcheckポイントをご紹介します!
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ジグソー 3つのcheck point
ジグソー?丸ノコ?
まず、本来の守備範囲として、ジグソーと丸ノコのスタンスについて解説します。
丸鋸は
丸鋸は直線を高速でカットする切断工具です。
車で言えば「ゼロヨン」「ドラッグカー」など直線のみの速さを競うレースカー。
ジグソーは
ジグソーは曲線を自由にカットでき、直線カットも出来る切断工具。
車で言うと「コーナリングマシン」「ドリフトマシン」的な工具です。
コーナリングは得意で、直線の安定性は少し劣る感じです。
2つの電動工具は似て非なる特徴を持った道具なので、どちらが良いと言う事ではなく違う場面で活躍する電動工具と言う感じです。
ジグソーは直線カットに不向き⁉
曲線カットが得意なジグソーですが、直線カットが出来ない訳ではありません。
ただし、切り方や力の入れ方、ブレードの保全を行う事で直線カットも可能です。
ブレードについて
ジグソーの肝となるのが「ブレード」です。
ブレードは様々なメーカーから出ていますので、色々試してみるとDIYスタイルに合うブレードに出会えると思います。
最近のオススメはボッシュ製T-234X(タイプB)です。
ブレードに必要なのは剛性かなと思います。
注意ポイント
ブレードにはタイプが2種類あります。
ご自身のジグソーに合うタイプをお選びください。
check1 ブレードの曲がり
ジグソーのブレードは、長く使っていると曲がりが出てくる事があります。
スコヤなどで曲がりが無いか確認が必要です。
曲がったブレードで直線を切ろうとすると。。
ガイドを使っても、ドンドン曲がっていきます。
200mm程度のカットでも、この様に曲がります。
ガイドを使っても曲がってい方向に引き寄せられます。
新品のブレードは先端まで真っ直ぐです。
ガイドを使ったカットでも素直にカット出来ます。
新品と曲がりブレードではここまで違います。
check2 直角度の確認
真っ直ぐ切る意味でもブレードの角度checkは大事です。
ジグソーを逆さで置くと不安定になります。
2×4材などで挟むと安定するのでオススメです。
ブレードは剛性が強くても横方向には「しなり」があります。
無理に押し付けると直角で無くても直角と認識していしまいます。
そこで、ベースを緩めて傾けた所から、ブレード付け根を先にスコヤに合わせます。
ベースを動かしながら、ブレード先端を合わせて行きます。
先端までピッタリ合った所でベースをロックします。
コレでブレードに無理な力を掛けずに直角調整が出来ます。
check3 ベースの状態確認
check1、2を行っても曲がる場合は、ベースを確認します。
ベースの前後の寸法にズレがないか。
ベースの歪みcheck。
スコヤなどを使って縦横斜めに歪みが無いか確認します。
歪みや当たる部分があるとベースが不安定になります。
その場合は削って平らにします。
その他のcheck
check項目以外で確認するとしたら。
実際に動かしてブレードの横ブレが無いか確認します。
最後の手段はフリーカット
それでも真っ直ぐ切れない時の最終手段はフリーカットです。
フリーカットとはガイドを使わずカットする方法です。
墨線とブレードの位置に注意しながら、ジグソー本体後部を振って真っ直ぐカットして行きます。
注意するのは、墨線とブレード角を常に合わせる様にカットします。
カット速度は中速位がカットしやすいです。
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まとめ
ジグソーもcheck項目を確認して調整する事で真っ直ぐカット可能です。
ジグソーの状態をベストにしてジグソーマスターに!