DIYでも便利な大工道具や測定道具があると作業も効率的に進めることが出来ますね。
以前から気になっていた道具が『コンビネーションスコヤ』です。スコヤとメジャーがコンビになっていて、同じ長さを何回も写し取りするのに便利だなと思いました。
そこで、今回購入したコンビネーションスコヤの使い方と検証をご紹介します。
スコヤの説明
新潟精機 SK コンビネーションスコヤ LS-300
価格1500円前後(Amazon)
メーカー商品説明
実際の作業感として、水準器のみで直角を判断するのは難しいかなと思いますが目安としては便利です。
この工具の一番の売りはスライドするスコヤですね。
目盛りの感想
メジャーはアルミ製で目盛の視認性は高いです。
しかし、インチ表示(と思われる。。)はDIYerとしては必要なのでしょうか。日本の尺貫法ではなくインチ。
出来れば、色んなセンチメートル表示でも良かったなぁと思います。
もう一つの面には、何か便利そうなインチの表示がされています。
使い方がわかりませんが、便利な機能なんだと思います。
ケガキ用ピンが収納されていると言う驚き機能。
んと。まぁ。便利かな。
不満点の改良
使用感としてすごく気になったのが、メジャーをロックする為のボルトが回すと
ガリガリ。
嫌な使用感なんです。細かいかも知れませんが。
原因はボルト?ナット?の間に入っているバネです。多分、メジャーをスライドさせる時にバネのテンションで安定させる目的の機能だとは思います。
ただ、抵抗感がチョット。締めると緩めるを交互に行う部分なので、バネを外してM6ワッチャー2枚にしてみます。
緩めすぎると、メジャーがガクガクしたり外れたりしますが使用感はバネよりワッシャーの方がストレスないです。
コンビネーションスコヤの使い方
DIYで便利な使い方だなと思うのが、同じ寸法でガイド幅を決める時に使う方法です。
先にコンビネーションスコヤの寸法を固定しておいて、メジャーを当てて同じ寸法にする使い方です。
次に、平行な線を引く使い方です。スコヤ部分をスライドさせながら30cm以内の線をドコにでも引けます。
これは便利!
基準点を打っておけば、スライドさせて線を引くだけの効率作業ですね!
更に300mm以内の45°線を一気に引けるのも便利です。
点を打ってメジャーで繋ぐ作業が無くなりますね。スコヤを当てて引くだけ!
使い方としてはまだまだありますが、ご紹介した使い方は複数の工具を使っての作業を効率化出来るので便利だと思います!
コンビネーションスコヤの精度検証
ココで少し気になる情報がありました。
コンビネーションスコヤの精度に疑問!
これはいけません!
直ぐに精度の検証をせねば!と思います。せっかくの便利グッズが精度悪くては意味がありません。
そこで、『直角』『留め角(45°)』『目盛精度』を検証してみます。
検証その1 直角精度
直角の検証は表裏を使って同一線を引いた時のズレを確認します。ズレが無ければ直角精度は高いという事です。
同じ位置で線を引いた結果、ほぼ同一線でした。直角は問題なしと判断。
検証その2 留め角
次に、45°に合わせたコンビネーションスコヤを使って線を引き、別のスコヤで確認します。
線のスタート部分に若干のズレを確認。100mm前後の線では問題ないレベルですが、300mm以上の線になるとズレが大きくなると思います。
検証その3 目盛精度
50mmに固定したコンビネーションスコヤをノギスで計測。
なんと誤差なし!
注意ポイント
コンビネーションスコヤの目盛固定位置で計測精度は変わります。別のメジャーを使って長さを決める方が確実です。
必要な作業精度によっては十分そのまま作業できるかなと思います。
検証結果は、まずまず良好と言った所かなと思います。
精度の高い作業をされる場合はもっと高価な高精度タイプがオススメです。
最後に
作業効率化はDIYでも出来ると時間短縮と精度UPが出来ますね。精度の検証結果も悪くは無いので便利グッズとしてOKです。精度については心配してましたが、精度の改善が図られたのかも知れませんね。
DIYレベルの作業では十分な工具だと思います。効率化便利グッズとして活躍する工具ですね。
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