大工道具で使いこなせるとカッコいいのが、墨つぼを使った墨線引きです。
長く真っ直ぐな墨線を引く為には必須の道具です。ただし、慣れも必要なのが墨つぼです。
宮大工さんがペンっ!と弾くと真っ直ぐな線が引けている。
カッコいいですよね!
大工さんが使っている墨つぼは本格的で高価な道具ですが、ホームセンターでも手軽に買える墨つぼでも十分機能を発揮できます。
そんな墨つぼの使い方をご紹介します!ちゃんと使えると結構便利なDIY TOOLですよ!
墨つぼの詳細と名称
現代の墨つぼはたくさんの種類があります。
糸を巻く機構も手巻き式と自動巻、サイズもコンパクトな物から本格的な物まで。
ここでは一般的な手巻き式を使います。
・糸巻きハンドル 墨付け後に糸を巻きとる。
・墨付けボタン 内臓のスポンジを押さえて糸に墨汁を付ける。
・糸ガイド 墨壺側の糸をシッカリ押さえる。
・カルコ 墨付けの始点に刺す。
墨つぼの使い方
墨つぼを使う前には準備が必要です。
前回使ってから、時間が経ってしまうケースが多い墨つぼ。
使う際には墨汁がカラカラになっています。
墨つぼを使う前に、墨汁をタップリとスポンジに染み込ませます。
⑴先端の針がついた『軽子(カルコ)』を始点となるポイントにシッカリと刺します。
刺し方が甘いと糸を張った時にピロ〜んとカルコが飛んできます。
⑵カルコを刺した後は、墨線を引くゴールまで本体を持っていきます。
その時は『墨付けボタン』をシッカリと押しながら糸を出します。
これで、墨汁が糸にタップリついて墨線が引けます。
⑶目的の墨付け位置の手前で糸がピンと張れるよう引っ張って。
糸がもう伸びない状態が墨線の最後になる様なイメージで。
⑷糸ガイドを押さえつける前に糸を持ち、糸ガイドを部材に押し付けます。
⑸糸を垂直に引き上げて。
ペンっ!
墨付け完了です!
墨つぼの活用例
屋根の下地を固定する時にビスを打ちたいけど。。。
どこに下地があるか分からない。
そんな時は墨つぼの出番です!
墨線があれば下地が見えなくても、下地の位置がバッチリ!バンバン固定できます!
墨つぼは、真っ直ぐな線を引き、カットもしくはビス打ちする時に、あると便利なTOOLです。
作品の完成度も違ってきますし、失敗も少なくなる。
綺麗に墨線を引くのは練習が必要です。
是非、墨つぼを使いこなして思い通りのDIY作品作りを楽しみましょう!
DIY工房を作ろう!
ご紹介したTOOL
墨付け後の糸巻きが自動で巻ける!