丸ノコ使用時の作業台にしたり、休憩用の椅子にしたりと使い勝手の良い高さの作業用ウマを探していました。
ネットで検索していると、『これは!』と言う秀逸のデザインを発見!
シンプルな構造ですが、重ねてコンパクトに収納する事も出来るし、そのまま椅子にもなる。
普段はオリジナルで考えたデザインでDIYを楽しんでいますが、これは作りたい!と思いました。
そこで、SPF材を使った使い勝手の良いデザインの作業ウマの作り方をご紹介します。
DIYレシピ
作業ウマの材料
- SPF1×4材 910mm 6本
- コーススレッド 30mm
- 屋外木部様塗料 ウッドガード
- つや消し白スプレー
作業ウマ製作の道具
- スライド丸ノコ or 丸ノコ&丸のこガイド
- 差し金、メジャー
- 木工用ボンド
- インパクトドライバー
- サンドペーパー#100、#240
- 刷毛
- 自作ステンシルシート
作業ウマの材料
今回使うのは、SPF1×4材 910mmを6本。
これだけです。
作業ウマ脚部材の採寸とカット
SPF1×4材の1本から脚用部材を2本切り出す計算です。
先に、脚部材の長さを測る為に1本片側をカットします。
スライド丸ノコで80度の角度に設定しカット。
80度にカットしたSPFを地面に立てた状態を想定して、必要な長さを検討します。
今回は完成時の高さを400mmにします。
座面部材(板厚19mm)を脚部材に乗せるので、380mmの高さになる位置でカットします。
この角度も80度に。
380mmの位置でスライド丸のこでカット。
脚部材が平行四辺形になる様に。
同じ長さ、同じ形でSPF4本から8本切出します。
更に座面用として、350mmを2本切出します。
使う部材はこれだけです。
作業ウマ脚部材の組立て
脚部材2枚をV字に重ねて木工用ボンドで圧着します。
次に、コーススレッド30mm2本で2枚の脚部材を固定。
下から50mmの所で固定します。
同じ様の4個の脚部材を製作。
作業ウマの組立
脚部材2個を平行に立て、座面を木工用ボンドで接着。
接着時に脚部材の垂直を確認。
木工用ボンドが乾く前に前後の平行も確認。
この時に座面の小口と脚部材丈夫に段差が出来ない様に注意。
脚部材のSPF板厚の中心になる位置に2ヶ所づつ、計8ヶ所をマーキング。
こちらもコーススレッド30mmで8ヶ所固定。
同じ様にもう一個製作。
重ねてみると。
お〜重なる!純粋に嬉しい!
踏み台の追加
デザイン的にはこれで完成ですが、板厚19mmのSPFは強度的に心もとない。
そこで、踏み台にもなる支えの板を追加します。
板厚の長さ
座面長さ350mm - (SPF板厚19mm×4)= 274mm
取り付け位置は、下から150mm。
踏み板の固定は内側脚部材にコーススレッド30mmで3ヶ所づつ固定。
作業用ウマの組立が完了しました。
踏み板を追加したので、強度的にもバッチリです!
サンドペーパー#100で各面、角を整えます。
木部塗装(ウッドガード)
今回の塗装は、屋外での使用も考えて油性外部用の塗料を使いました。
アサヒペン『ウッドガード(ライトオーク)』です。
塗装をする前に、塗料缶下に分離した顔料を撹拌して均一に。
塗装順番は、下側・裏側を塗装し、上面・表面を塗装します。
今回は2度塗りです。
1回目が乾燥したら、サンドペーパー#240で再度整えて塗装。
ステンシル施工
ステンシルはお約束です。
今回は工具用の『D.I.Y force』です。
マスキングテープや板材で色が他に着かない様に。
つや消し白スプレーでステンシルです。
作業ウマの完成
作業用ウマ 2セットが完成しました。
本当に秀逸のデザイですね。
重ねた状態もGood!
重ねると安定した椅子にもテーブルにもなりそうですね。
丸ノコ作業台として
本来の使い方は丸ノコでのカットです。
高さ400mmは丁度よい高さです。
捨板を敷いてから使おうと思います!
製作を終えて
今回見つけた作業用ウマは、シンプルだけどよく考えられたデザインだと思います。どうしても作ってみたいと思いました。
製作に使用する部材も最小で、この使い勝手の良さは最高ですね。
今回の製作で気を付けるのは、脚部材の角度カットを製作に行う事と組立を寸法通りに直角に行う事の2つです。
オススメの作業ウマですよ!
オススメグッズ
今回は写真で登場していませんが、角度が付いた墨付けに便利です!