キャンプの焚き火台は各社から販売されていますが、見た目も派手で火力も十分あるスウェーデントーチは格別の存在感があります。
スウェーデントーチは北欧の『かがり火』などを発祥として調理や灯りとして活用されています。スウェーデントーチは、それ自体が五徳でもあり安定した調理環境が出来ます。
DIYレシピ
スウェーデントーチの材料
- 倒木丸太(出来れば広葉樹)
スウェーデントーチ製作の道具
- チェーンソー
- 着火剤(100均)
- 100均バーナーライター
スウェーデントーチに適した木材
薪として使用する木材は大きく分けて針葉樹と広葉樹があります。
針葉樹
針葉樹は葉が針のように細長い松や杉などの樹木を言います。針葉樹は火が付きやすく強い燃焼力を持ちますが、燃焼速度が早く継続した燃焼には向いていません。
広葉樹
広葉樹は葉が広く平たい桜やケヤキ、ブナなどの樹木です。広葉樹は火付けが難しいですが、長時間安定した燃焼ができるので調理や暖房に向いています。
上記の樹木の特徴から考えるとスウェーデントーチに向いている樹木は広葉樹です。短時間の調理であれば針葉樹の方が取り扱いやすいです。
今回は倒木が松なので、針葉樹です。
スウェーデントーチ用丸太の切り出し
スウェーデントーチの高さは、燃焼時間にも関係するポイントです。
更に調理高さとしての作業性も考慮します。
今回は約30cm程度でカットしました。
五徳としても使うので、なるべく真っ直ぐカットしましょう。
丸太に切り込みを入れる
スウェーデントーチの火口となる切り込みを入れます。
チェーンソーの刃幅は丁度よい幅です。
切れ込みの量ですが、針葉樹は十字までにした方が持ちが良いと思います。
切れ込みの深さは、10cm位残した状態にしてみました。
今回は、火付を良くする意味合いで8等分にしてみました。
十字型をオススメします!
スウェーデントーチ完成!
第1作目なので、出来は微妙ですが。。
スウェーデントーチの完成です!
トーチに着火!
トーチの上で枝や落ち葉を使い火を付ける方法もあります。
今回は手軽に点火する100均のゼリー状着火剤を使いました。
更に100均バーナーライター(笑)で点火!
最初は着火剤だけが燃えていますが、徐々に松にも火が付きました。
10分位で湯沸かしに使える火力に。
20分位でヤカン一杯のお湯が完成。
風が吹くと燃焼がUP。。
切り込みが酸素供給なので、風が吹くと凄い勢いで燃えます。
風よけがあっても良いですね。
安定した火力と五徳を兼ねるスウェーデントーチ。
今後の野営では活躍しそうです。
キャンプ場の場合
スウェーデントーチは木の底面が残りますが、キャンプ場や直火禁止エリアでの使用については確認を取りましょう。
もしくは、難燃シートや灰受けなどを敷いたり、焚き火台の上で使用する方が良いです。
製作を終えて
スウェーデントーチは、とても理想的な燃焼と安定した調理五徳を兼ねています。更に見た目もいい感じ。
加工についても難しくありません。キャンプの夜にとても似合うトーチだと思います。丸太やチェーンソーが必要ですが、あればチャレンジしてみて下さい!
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