昨今のDIYでは電動工具が主流となっていますが、実はノコギリの登場場面も相変わらず多いです。
丸ノコなどの電動工具に頼るのもいいですが、ちょっとだけカットしたい時や、木箱などの継ぎ手細工の時はノコギリが必須となります。
でも、ノコギリでまっすぐ切るのは結構難しい。。。
「真っ直ぐ切っているつもりでも、だんだん曲がってしまう…」なんて経験をされた方も多いかと思います。
しかし、力の入れ方とちょっとしたコツで真っ直ぐ切る事は可能なんです。
その秘訣をご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
手順&ポイント
ポイント[1] 墨線の入れ方
カットする時ガイドとなる墨線は、木材の周りにグルっと一周入れます。
特に下面以外の3面には墨線を必ず入れましょう。
ポイント[2] 木材の固定
切る時は、材料を「クランプ」や「ウマ」などで動かないようにしっかり固定しましょう。
ポイント[3] 溝入れ
最初に切断する墨線の角に、軽く溝を切ります。
片方の親指を添えながら刃を置くと、ズレずに刃をセットすることができます。(最初の引っ掛かりを作る感じです。)
次に、上面の墨線に合わせて真っ直ぐに浅く溝を切ります。
これが横のガイド溝となります。
さらに、横の墨線に合わせて縦に溝を入れます。
これが縦のガイド溝となります。
ポイント[4] 切り込む
上面と側面、それぞれに入れた墨線の溝をガイドにして、45度の角度で切り込んでいきます。
脇を締めて、ノコギリを真っ直ぐに持つ。
ポイント
力を入れて切るのではなく、押す力2に対し引く力8の割合で軽くなぞる感じで引き切る。
先に入れた縦と横の溝にノコギリの刃を合わせながら45度の角度を維持して、なぞるように真っ直ぐ切ります。
力ではなく「なぞり引き切る」ことを意識すると、案外簡単に切る事ができます。
力を入れて切ると、刃がねじれて曲がる原因になります。
真っ直ぐに切ることができました!
まとめ
上記で挙げたポイントを意識しながらカット練習をすると、簡単に真っ直ぐ切れるようになります。
「力で押し切るのではなく、なぞるように引き切る」。
この感覚を習得すれば、DIYスキルは格段にアップします。
さらに、安定した「クランプ」での固定や、「作業台(ウマ)」を活用した安全な環境を整えることも、技術向上においてとても重要です。
練習を重ねて、ワンランク上の作品を作りましょう!
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