左官コテは作業に合わせて様々な種類があります。でも、たまにしか使わないコテを買うのは躊躇しますよね。
そこで今回は入隅、出隅の角を整えるコテを作ります。たまたまアルミ板があったのでこれを有効活用します!
DIYレシピ
左官コテの材料
- アルミ棒 :7mm
- アルミ板(0.8mm厚): 45×150mm
- 穴あき丸棒:30×200mm
左官コテ製作の道具
- 金ノコ
- ノコギリ
- 電動ドリルドライバー
- ドリルガイド
- ヤスリいろいろ
- パワートーチ
- アルミ硬ロウ棒
- アルミ硬ロウ用フラックス
アルミ部材のカット
コテ先と握り手を繋ぐ支柱をアルミ棒で作ります。
金ノコで100mmサイズを2本カット。
アルミ板0.8mm厚も金ノコで半分にカット。
丸棒もノコギリで半分にカット!
丸棒は角材で挟んで切ると安定するんですよ。
さー全ての部材はこれだけ。
簡単DIYですね。
コテ取手の加工
握り手にアルミ棒を挟んで。
こんな感じかなぁ。
と言う事で、端から30mmの所にアルミ棒を挿す穴を開けます。
電動ドリルとドリルガイドで6mmの穴を開けます。
ドリルガイドを使うと簡単に真っ直ぐな穴が開きますよ。
さらに7mmドリルで穴を広げれば出来上がり。
順調、順調。
アルミ棒曲げ
7mmのアルミ棒を直角に曲げます。
30mmの所がちょうどいいですね〜
ちょっと太いので力が要ります。
スパナを挟んで「えいっ!」と。
アルミ棒の曲げも順調に完成!
アルミ板曲げ
アルミ板は物差しとテーブルに挟んで曲げます。(直角の硬い場所であればOKです。)
一気にグィッと!
差し金で直角を確認して完成。
出隅用のコテは取付時に安定するよう、アルミ棒にV字の溝を付けます。
ヤスリを駆使して慎重に。
こんな感じです。
これで安定しますね。
アルミロウ付け
さて!今回のメインイベント!久しぶりのロウ付けです。
今回は気合が入ってますよ!
業務用のパワートーチ買っちゃいました!
パワー十分です!業務用ですもんっ!
アルミのロウ付けはアルミ用のフラックスとアルミ硬ロウを使います。
高温での作業なので、レンガを作業台にしてアルミ棒はクリップで固定します。
固定できたら接合部にフラックスを垂らします。
さーいよいよ…
パワートーチの出番ですよっ!
ブォーっ!
ス…スゴイ!さすがパワートーチや!
フラックスが固まってきたので準備完了。
硬ロウを差し込んで溶かします。
早いー!パワートーチ最高!
んっ?おっ?
あー!あぁ…あぁ、涙。。。
溶けた。。。。なんでやっ?
今度こそっ!ブォーっ!
アーーーーーー。
いやだぁぁぁぁぁぁぁぁー。
冷静さを取り戻して考えてみる( -_- )
パワートーチ、強すぎた。
そしてアルミ板が薄すぎた。
炎と板厚のバランスが悪かったのね。。。
仕方がないので、使える部分までグラインダーでカット。
泣きながら…(_ _。)
だいぶ…小さくなりました。
ボコボコになってしまったコテ先をリューターで整形。
こんなに小さくて使えるんだろうか。。。
なんとか整形が完了して、紙やすりで面を整えます。
コテの組み立て
コテ先が完成(完成?)完成したので。
丸棒の穴に差し込んで完成です。
はい、完成です。
出隅用コテです。
入隅用コテです。
たぶん使える。うん、きっと使える。大丈夫、大丈夫…。。。
製作を終えて
簡単な製作と思っていましたが、ロウ付けは奥が深いです。
(薄板のロウ付けは難しいです。)ロウ付けは徹底的に勉強して克服しようと思います。
ロウ付けができると製作の幅が広がりますもん!頑張ります!
実際使ってみましたよ↓
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外水道をカウンタータイプにリメイク! ハイモル初挑戦と完成!の巻
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おすすめグッズ
パワー半端ないです。さすが業務用。薄板は溶けます。。
アルミにはアルミ用ロウ棒セット