シンプルな玄関に彩りを加えたいと思い、花壇のような2段式のミニシェルフを考えました。
玄関のスペースを邪魔しないコンパクトサイズで、部材は今まで使用した余り材(端材)を有効活用して作りたいと思います。
DIYレシピ
ミニシェルフの材料
- SPF1×10材:700mm
- SPF1×2材:約250mm…2本
- シナベニア合板(9mm厚):700mm
- コーススレッド16mm
※部材は全て「端材」を使用しています。
ミニシェルフ製作の道具
- 丸ノコ・丸ノコ定規
- 丸ノコガイド
- スライド丸ノコ
- プロトラクター・差し金
- メジャー(コンベックス)
- 金づち・ノミ
- 木工用ボンド
- コーナークランプ
- クランプ各種
- インパクトドライバー
- サンドペーパー#240
- 刷毛・塗料カップ
- 下地塗料
- 内壁用水性塗料(つや消し黒)
- チョークボードペイント(黒)
- ワトコオイル(ホワイト)
- 汚し用水性塗料(白、ブラウン)
今回製作するミニシェルフは、横幅350mm、奥行き350mm、高さ500mmのコンパクトサイズです。
脚用部材の切り出し(端材の活用)
今回は今まで製作して残った「端材」を活用して脚を作っていきます。
まずは、SPF1×10材を528mmにカットします。
(今回使う部材で一番長いサイズです。)
528mmにカットした部材を、さらに幅40mmに縦カットして4本切り出します。
SPF1×2材でも同じ雰囲気に出来ます。
切り出した部材528mm4本と、SPF1×2材250mm前後の端材でミニシェルフの脚を作ります。
ミニシェルフの脚製作
シェルフの前脚を斜めにしたいので、75度の角度に上下をカットします。
プロトラクターを75度に合わせて墨線を上下に書きます。
前脚の上下は、墨線が平行になるように引きましょう。
そして、丸ノコ定規を使って75度にカットします。
ミニシェルフの前脚2本がカットできました。
後ろ脚は、SPF1×10材から切り出した部材の内2本を、500mmの長さにカットしておきます。
相欠き継ぎ加工の準備
脚は「相欠き継ぎ」技法を使って台形に組み上げます。
前脚と後ろ脚を繋ぐ部材の長さを割り出します。
まずは、脚部材をカットした残りの板に350mmの線を引いてガイドにします。
その線に合わせて前脚と後ろ脚を配置し、繋ぎとなる部材(SPF1×2材)の長さを算出します。
今回は脚同士の間隔が149mmになることがわかりました。
さらに、部材同士が重なった部分を互いに9.5mm切削して相欠き継ぎ加工をするため、重なるライン上で墨線を引きます。
(墨線を引いたあと、はみ出た部分は切り落としておきましょう。)
相欠き継ぎ加工
通常は丸ノコで相欠き加工を行います。
今回は「スライド丸ノコ」で行う方法をご紹介します。
スライド丸ノコには、切り込む深さを調整できるボルトが付いています。
そのボルトを調整する事で、均一な深さの溝を掘る事ができます。
まずは端材を使って、切り込む深さ(9.5mm)を確かめながら調整ボルトの位置を決めます。
深さが決まったら、丸ノコと同様に何本も切削します。
溝掘りが完了したら、金づちや手で不要な部分を取り除きます。
(通称:金づちバンバン ← tsukuro-motto命名)
最後にノミで表面をならして、相欠き継ぎ加工の完了です。