車のトランクにスペアタイヤが収納されています。
その上に段差があり、中段棚が出来そうな感じです。
そこで段差に合わせた板を製作してトランク内を3段収納に。
更に純正かと思えるような仕上がりに悪戦苦闘しながら挑戦!
DIYレシピ
トランク中敷棚の材料
- ベニア合板 4mm厚
- ベニア合板 9mm厚
- 内装に似た布
- ステン丸頭釘 #18×13mm
- 補強ステンレス金具
トランク中敷棚製作の道具
- 丸ノコ
- 丸ノコガイド
- クランプ各種
- 木工用ボンド
- カンナ
- ジグソー
- サンドペーパー #240
- インパクトドライバー
- スプレーのり
- 金槌
合板ベニアをカット
赤線の位置に中敷ボードを置きます。
すると、スペアタイヤ上にもう一段の収納が出来るのです。
製作のポイントはある程度の強度と軽さです。
使用する部材は、軽さと強度を意識して4mm厚の合板ベニアと骨組み用の9mm厚ベニア合板です。
丸ノコガイドを使って、4mm厚合板を組み合わせで720mm×840mmに。
骨組み用9mm厚ベニアを50mm幅でカットします。
基本部材のカットが完了です。
骨組みは『こんな感じかなぁ』と組み立てる前に思案。
骨組みを組み立てる
骨組みの部材から720mmの長さをカット。
ボード中心用のメイン骨組みです。
ボードの中心に木工用ボンドを使って貼り付け。
今回の固定は木工用ボンドメインです。
外枠部分を9mm厚合板から現物合わせでカット。
木工用ボンドで接着してクランプで固定。
クランプが足りない時は重し(レンガ)も活用。
後でRカットする部分や、4mm合板の合わせ目と重量が掛かりそうな所は9mm合板ベニアを追加。
基本となるボードが完成しました!
ここからは実際の形に合わせて微調整しながら整形します。
採寸は正確に。。再度、調整。
えと。。ですね。チョットですね。手違いがありました。
寸法違い。
という事で、再度サイズ調整と補強を行います。はい。
R曲面が来る部分に9mm厚ベニアを追加します。
なんやかんやで、長さを720mmから630mmに変更します。
採寸は正確にね。
寸法が取りづらいR曲線など、車の形は微妙なラインが多いですね。
基本的には現物合わせでラインを整えるのが正解ですね。
現物合わせでR曲面を仕上げる。
ジグソーを使ってR曲面を大まかに出します。
最初はこんな感じです。
現物合わせでR曲面で当たっている場所をチェック。
細かくカットして合わせていきます。
カットしては現物に合わせて、チェック。更にカット。
4回のカットで合わせました。
更に微調整はカンナを使ってRを合わせます。
片側が終わったら、反対側用に新聞紙に型取りします。
ここでも大まかに墨線を引いて、同じ様に微調整をしていきます。
左右のR微調整とボード下面の角をR処理して、現物との合わせを調整します。
布の厚さも考慮して違和感が出ない様に何度もカンナとサンドペーパー#240を使って微調整を繰り返し。
DIY職人は納得が行くまで合わせます!
妥協は禁物です!
自動車のRはとても複雑で現物あわせて微調整するのが一番良いかなと思います。
このRを合わせる事で出来上がりの良さが変わります。納得が行くまで調整します!
骨組みの補強
念の為にステンレス金具で強化します。車なのでステンレスが良いと思いますね。
補強と言えども軽さは重視。薄型金具に1番ビスで固定します。
インパクトドライバーのトルク調整を低くしてビスをナメない様に。
固定完了。重いものは載せないので十分かなと。
棚板ボードに布を貼る。
車の内装材とまったく同じ布は無かったので、手芸店で見つけた近い布地を使います。
貼り付けにはスプレーのりと丸頭釘13mmを使います。
まずはボード上面から。ボードの半分のみスプレーのりを吹き付けます。
ベニアは吸い込むのでタップリと。
ボードの端から少し引っ張りながらシワが出来ない様に。
更に半分も同様に貼り付け。
シワが出来た場合はスプレーのりが乾く前に修正。
余分な布を50mm位残しでカット。
カット完了したら側面を仕上げていきます。
ボード側面にスプレーのりを吹きます。
側面を貼り付けてから、R部分を貼り付けていきます。
R部分はRに合わせて布地を細かく織り込み、丸頭釘で固定しながら進めます。
綺麗なRを作る為にコレだけ細かく織り込みました。
更に布の負担を考えて丸頭釘を2列に。
綺麗にRを作れました。ホッ。
前後の布も同様に固定して完了です。
いい感じではないですかー!
純正の様な仕上がり!完成!
さっ。ドキドキの設置です。
そーっと置いて、ポンっ!
おーピッタリ〜!
R部分も綺麗なラインですぅ〜!
DIY職人魂の極みです。はい。
製作を終えて
車の室内形状は曲面が多く、真っ直ぐの様で微妙にRが付いていたりします。
何度も現物合わせでの微調整が必要です。
でも、シッカリと調整を行うと純正かなと思うぐらいの仕上がりになります。
更に操作性にも影響する軽さと強度のバランスは吟味が必要ですね。
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布地の貼り付けはスプレーのりが便利です。結構、シッカリ張り付きます。
薄板の曲線カットや微調整にはジグソーが最適です。