カッテイングボードは買う物だと思いますが、オリジナルのサイズで欲しいなと思ったらDIYという方法もあります。
出来ればカッコよくて便利なサイズをオリジナルで作りたいですね。そこで2種類の木材を使ってストライプ柄のカッテイングボードを作りました。仕上げにオリーブオイルを使ったストライプ柄カッテイングボードの作り方をご紹介!
DIYレシピ
カッテイングボードの材料
- 白木角材 40×25 410mm 5本分
- イペ材 30mm厚 410mm程度
カッテイングボード製作の道具
- スライド丸のこ、丸のこ
- メジャー・差し金
- 細切り丸のこ定規
- 木工用ボンド
- バークランプ
- カンナ・サンドペーパー#100、#240
- オリーブオイル
今回は白木材とウッドデッキに使われるアイアンウッドのイペ材を使用しましたが、木の色や木目を活かした材料をチョイスしてオリジナルで仕上げてみてください。
カッテイングボード部材のカット
ストライプ柄カッテイングボードは、仕上げ長さを400mm、幅240mmに設定しました。
白と濃茶のストライプに合う材料を探したら、白木材とイペ材を発見!これで行こうと言う軽い感じなのです。深い意味はありません。
最初に白木材を410mmで5本カットします。
製作サイズは400mmですが、最後にサイズ合わせをするので余裕10mmプラスです。
白木材のカットは完了。
イペ材のカットに入ります。イペ材は高級デッキ材で船の甲板にも使われるほど水に強いのが特徴です。
ただし、重い。。
細切りして、ストライプのアクセントにします。
細切り丸のこ定規の使用
細切りする時に使うために製作した『細切り丸のこ定規』を使います。
注意ポイント
イペ材を使う場合はとても硬い材料なので、よく切れる丸のこの刃を用意しましょう。交換間際の刃では、全く切り進めませんよ。
細切り丸のこ定規は、裏側に細ギリ用ガイドのフェンスが付いています。このフェンスをスライドさせる事で正確にカットできます。
デッキ材やSPF材は、角がR処理されています。
1枚板に加工する時はR処理部分を落としてから切り出します。
R処理で切り出した幅から-10mmの位置に細切り丸のこ定規のフェンスをスライドさせて固定。
幅の確認は、2ヶ所のスライドボルト位置で計測して固定します。
フェンスの固定が完了したら部材をセットしてカットします。
細切り丸のこガイドは片側が浮いてしまうので、板材を敷いて調整します。
カット完了!
後は同じ要領で-10mmずつフェンスを移動させカットして切り出します。
カッテイングボード仮組み
部材の切り出しが完了したので、表面として使う面を選定。出来ればきれいな面を表面にします。
イペ材の長さもカットして、仕上がりイメージができました。
カッテイングボードの接着
表面も決まったので、木工用ボンドで接着して1枚板に仕上げていきます。
木工用ボンドが作業台に付かない様に同じ板厚の端材を敷いて作業します。
今回は木工用ボンドのみで整形するので、ボンドはまんべんなく塗布してから接着。
接着が完了したら、バークランプで圧着。
更に角材で挟んでおけば反りを防止できますね!
はみ出た木工用ボンドは、水を含んだウエスで綺麗に拭き取ります。
カッテイングボードの整形
半日乾燥(夏場)させたら、いよいよカッテイングボードの整形をしていきます。
最初に長さを400mmに切り揃えます。出来れば両側からカットしてサイズを400mmに合せて行きます。
差し金を当てて、削る場所を確認します。
丁寧に組み上げたはずですが。。1mmはズレていますね。結構、切削作業を覚悟。
カンナを使って、カッテイングボードの表面を平面に削って行きます。
ここは根気その1作業です!
注意ポイント
カンナを使う作業を想定している場合は、木目の目を揃えておいた方がカンナ削りでササクレの発生を防げます。今回は揃えていなかったので、ササクレが発生。。。反省です。。
カンナでの整形が完了したら、サンドペーパー#120と#240で整えて仕上げます。
カッテイングボードの角も軽く取り、持った時に痛くないように。
ササクレ処理は全部出来ませんでしたが、味ということで。。
裏面はアクセントのイペ材で浮かせるデザインです。
調理時にガタガタが出ないように削って調整します。
カッテイングボードにオリーブオイル塗布
整形が完了したカッテイングボードにオリーブオイルを塗布して仕上げていきます。
今回使用したのは、エクストラヴァージンオイル!
本来は乾性油がおすすめです。
オイル仕上げの最適油
木部をオイル仕上げにする場合は、乾性油を使う事をおすすめします。
最適な油は、亜麻仁油です。
オリーブオイルは、乾かないのでおすすめしません!
キッチンペーパーにオイルを含んで塗り伸ばして行きます。
オイルの吸い込みが止まるまで、たっぷりと塗布。
オイルを塗ると木目が際立って綺麗ですね!
小口は特にオイルが染み込むので、タップリと。
3時間ほど染み込ませたら、再度塗布してウエスで拭き上げます。
ポイント
オリーブオイルは乾かないオイルなので、シッカリと拭き上げます。月1回のメンテナンスも同様に同じ塗布作業を行うと長持ちしますよ⁉
ストライプカッテイングボードの完成
いろいろ反省点はありましたが、完成しました!
いい感じです!
小口も綺麗なオイルの艶が出てますね!
製作を終えて
きっちんDIYも沢山製作しましたが、まな板製作はズットやりたいDIYでした。自動カンナがあれば面出しの切削作業は楽ですが、個人のDIYで揃えることは無理ですよね。
納得が行くまでカンナとサンドペーパー処理を行えば、仕上がりも綺麗に出来ます。体力勝負ですが。
直線に切る丸のこ定規はありますが、細切りが出来る丸のこ定規が欲しいと思い製作しました。 細く製材する ... 続きを見る
必要な幅に製材できる細切り可能な『丸のこ定規』の作り方
オススメグッズ
木工用ボンドの圧着に2〜3本あると便利です!
木部のオイル仕上げに。