丸ノコガイド

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丸ノコで簡単真っ直ぐ切断! MDF材で作る丸ノコガイドの作り方

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丸ノコで真っ直ぐ切るために使用する便利道具「丸ノコガイド」

ベニアなど横幅や長さのあるものを真っ直ぐ切り出す時には、その長さに合った丸ノコガイドを用意する必要があります。

多種類のガイドを揃えるのは費用的にも大変ですし、何度使うか分からないでは揃えるのは難しいです。

そんな丸ノコガイドは簡単に安価で作れるので、今回はその作り方をご紹介します。

DIYレシピ

丸ノコガイドの材料

  • MDF:600×300mm…9mm厚
  • コーススレッド:16mm

※今回はMDFを使用しますが、ベニア材がベストです。ベニア材で製作する場合は、上部9mm厚、下部4mmがベストです。その場合は、木工用ボンドもしくは両面テープのみで固定します。

丸ノコガイド製作の道具

  • 丸ノコ
  • 木工用ボンド
  • 皿取錐(さらとりきり)
  • クランプ
  • インパクトドライバー

丸のこガイド部材の切り出し

ポイント

今回は長さ600mmのガイドを製作しますが、ご自分で製作する際はカットしたい物の長さに合わせて作って下さい。

ベースプレートのガイドになる上部部材は、ベースプレート端部からモーター端部よりも大きい幅で切り出します。

今回は100mm幅で上部を切り出します。

丸ノコガイド上部部材の切り出し

丸のこガイドの組み立て

切り出した部材と残りの部材を重ねて、丸ノコを添わせます。

丸ノコの刃より下の部材が長くなるように調整します。

丸ノコガイド下部部材の調整

木工用ボンドで2つの部材を貼り付けて、乾燥するまでクランプで固定します。

丸ノコガイドの組み立て1

丸ノコガイドの組み立て2

皿取り加工

今回は9mmのMDFを使っているので、ビス止めで固定します。

ビスの頭が邪魔にならないように皿取錐(さらとりきり)を使います。

皿取錐

ポイント

皿取錐(さらとりきり)は、下穴あけと皿取り処理を同時に行える便利道具です。


まずは、インパクトドライバーに皿取錐をセットします。

皿取錐セット

ドリルで穴を開けるときと同じ要領で下穴を開け、さらに押し込んで皿加工を施します。

皿取錐の皿加工

きれいに皿取り加工ができました。

皿加工の完了1

後はビスを打ち込めばOKです。

皿加工の完了2

今回はビス頭より深く皿取り加工を行いましたが、ビス頭の大きさに合わせた位置までで大丈夫です。

皿加工の完了3

丸のこガイド下部部材の切り出し

組み立てが完了したら、下部部材を切り出します。

丸ノコガイド下部部材の切り出し1

ガイドに添わせて下部を切り出すと、丸ノコガイドの完成です。

丸ノコガイド下部部材の切り出し2

丸ノコガイドの完成

丸ノコガイドが完成しました。

丸ノコガイドの完成

今回はMDF材を使いましたが、9mm厚くらいのベニア合板でも大丈夫です。

丸のこガイドの使用方法

実際に丸ノコガイドを使ってみましょう。

捨て板を敷き、カットしたい部材の墨線に合わせて丸ノコガイドを乗せ、クランプで固定します。

画像で説明すると、丸ノコガイドが乗った部分(左側)が使用する部材で、右側が切り捨てる部分です。

丸ノコガイド使用例1

注意ポイント

切り出したい部材の幅が丸ノコガイドの幅と同じ、もしくは広い方が安定し、安全に使用することができます。


ガイドに丸ノコを添わせて切り進めます。(丸ノコガイドの真横を刃が通ります。)

丸ノコガイド使用例2

丸ノコの出幅は、ガイドの板厚とカットする部材の板厚分を考慮して調整しましょう。

丸ノコガイドを使用すると、長ものも簡単に真っ直ぐカットできます。

丸ノコガイド使用例3

長物用に1820mmの丸ノコガイドも便利です。

長物用丸ノコガイド 1820mm

製作を終えて

丸ノコガイドの製作はとても簡単で、さらに活躍する機会が多い大工道具(治具)です。

製作したい部材の長さに合わせて、その都度作り足す事で様々なサイズに対応できます。(丸ノコガイドより短い部材を切り出したいときは使い回しができます。)

丸ノコを最大限活用できる道具ですので、ぜひ作ってみて下さい。

丸のこ定規
必要な幅に製材できる細切り可能な『丸のこ定規』の作り方

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ご紹介した商品

皿取錐(さらとりきり)は、下穴と皿取りやダボ穴加工ができる便利工具です。