前回までの作業で柱組立や床の下地(根太)製作関連を行ってきました。
これからは、仕上げに関わる部分の作業になるのでドンドン形が見えてきます。
今回の作業のゴールは大工さんからの言葉。
DIY工房 作業開始!
『柱立てたら、屋根でしょ!』
の言葉に忠実に。屋根の形を作る所まで仕上げたいと思います。
DIY工房の床を仕上げる!
まずは床の構造(根太)を前回仕上げたので、床を張っていきます。
床材はウッドデッキの床材を解体した時に出たウエスタンレッドシダーです。
7年使って来た床材なので、表面は少し痛んでいます。
しかし、裏返すと新品そのもの。裏返して床材にリサイクルです。
床はウッドデッキの様に排水の為の隙間を考えなくていいので、キッチリ詰めて張っていきます。
7年の使用で反ってしまったウエスタンレッドシダー。
隙間なく張るにはバークランプの向きを変えて、押し広げて矯正します。
バークランプは、DIYの万能選手ですね。
床の仕上がりを少しでも良くしたいので、ウッドデッキ用の皿取り錐65mmを使い下穴を開けます。
コーススレッドは65mmのブラックビスを使用。
なるべく床板の面と同じ高さでビス打ち。
仕上がりを綺麗に!
ガレージの床張りが完了です!
床張りで処理できなかった段差や荒れは、カンナ・サンドペーパー・木工ボンドで処理して再塗装します。
DIY工房の屋根を組む
さぁ、いよいよ屋根組みを開始します。
色々なネット検索と知り合いの大工さんのアドバイスから屋根構造の方向性が決まりました。
基本的に屋根構造はSPF2×4材 ACQ材(防腐剤注入材)をメインで使います。
屋根は片流れで1寸勾配、軒は入り口側以外は軒なしにします。
家の部材名称は写真の通りです。全て破風板という方も居ますし、通称で呼ばれる事もある様ですね。
DIYの範囲だと『大体こんな感じ?』でもいい様な。
最初に屋根構造の外枠(破風板・鼻隠し・軒先と言われる箇所)から製作。
作業は1人なので、長モノの高所作業は工夫が必要です。
最初に柱にビスを軽く打って、SPF材を乗せる台にします。
反対側の柱は位置を合わせて、バークランプで固定。
後は微調整してビスで固定したら反対側もビスで固定。
この手順で1人でも長モノ固定が出来ますよ!
という事で、1本目(破風板)の固定が完了!
同じ手順で次々と固定していきます。
屋根の基本構造となる外周製作が完了しました。
垂木の製作
次に屋根の骨組みを組んでいきます。
コンパネを乗せる為の部材、垂木(たるき)を製作していきます。
今回は500mmスパンで組んでいきます。
天井ラインの部材で500mmスパンを墨付けして、差し金で屋根外周となる鼻隠し(破風板)内側に垂木取付位置を墨付け。
通常は910mmスパン、455mmスパンで計画するのが正解です。
ほとんどの部材が尺貫法910mmを基準にしています。
今回は固定された基礎に合わせて製作しているので、寸法がバラバラなのです。
メジャー(コンベックス)を軒先外に引っ掛けて。
鼻隠し内側までの寸法を計測。
その長さから、SPF材幅38mmを引くと必要な長さに。
若干の修正が発生。計測は正確に。。。
SPF2×4材をスライド丸ノコで95度にカット。
今回の工房屋根は垂直軒先にします。
反対側は計測した長さから38mmを引いた長さに墨付け。
95度に合わせたプロトラクターでカットラインを墨付けます。
屋根の外周組み付けと同じ手順で次々と製作して組み付けます。
垂木をカットした後の端材を活用して、垂木と鼻隠し(破風板)、天井ライン部材を繋いで行きます。
火打ちで歪みを抑える
構造の歪みを抑える部材(火打ち)をDIYガレージの天井部材四隅に付けて行きます。
組み付け完了!これで歪みを抑える事が出来ます。
屋根の構造が出来た事でDIY工房全体の形が見えて来ました。
う〜ん。感慨深い。
DIY工房製作4回目を終えて
今回の作業で屋根の形が見えてきました。
段々、工房の形も見えてきて楽しくなってきましたね。
次回は屋根の構造を更に仕上げて、コンパネと防水処理がメイン作業です。後は窓の製作が出来ればなぁと思います。
ウッドデッキの仕上げもしないと。。。やる事はまだまだ沢山。
DIY工房を作ろう!
おすすめグッズ
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